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MacBook Air&iPad Proに新型登場! キーボードを始め、その真価は? 第17回

新13インチMacBook Proレビュー、 買うなら気になるMacBook Airとも比較!

2020年06月22日 09時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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2020年3月に発表されたMacBooke Air。ディスプレーを開くとTouch Barがないため、MacBooke Airだとわかる

購入するならAirかProか!?

 新たにMacのノートブックを購入しようという人、あるいはこれまで使っていたMacBookシリーズのどれかを買い換えようという人にとって、選択肢は意外に多い。特にディスプレーサイズが13インチのモデルとしては、まず大きなくくりとしてAirとPro 13インチがある。まず、このどちらを選ぶかが大きな問題として立ちはだかる。さらに、CTOオプションを選ばずにすぐに買える既定の標準構成モデルは、Airに2機種、Pro 13には4機種あり、それだけでも悩ましいところ。オプションとして選択可能なメモリやストレージの容量、あるいはCPUの種類まで含めれば、選択の幅はさらに大きく拡がる。

 ここではまず、AirかPro 13インチかを選ぶための指針について考えてみよう。その中でも重要な要素としてパフォーマンスの比較があるが、それについては、すでに述べたように、MacBook Pro 13インチモデルを中心としたベンチマークテストを別記事で掲載する予定だ。ここでは、主にスペックや使い勝手を比較する。

上が2020年3月に発表されたMacBook Air、下が2020年5月に発表されたmacBook Proの左側。ともに13インチ

上が2020年3月に発表されたMacBook Air、下が2020年5月に発表されたmacBook Proの右側。ともに13インチ

 まず外側から見ていこう。本体形状は伝統的に、Airが前端と後端で厚みの異なる楔(くさび)形、Proはどこでも厚みが同じ直方体に近い形という違いがある。

 ただしAirは、真横から見てみれば分かるように、周辺に近い部分の形状を工夫することによって、実際よりも厚みの変化が大きいように見せている。最厚部が16.1mm、最薄部が4.1mmという数字から想像するほど、「傾斜」は付いていない。ちなみに、Pro 13インチモデルの最厚部は15.6mmとなっていて、Airよりも0.5mmほど薄い。どちらがカバンの中でかさ張るかは、カバンの形状や、いっしょに入れる他の荷物にもよるが、最も厚い部分だけを比べたら、Pro 13の方が薄いことになる。

 とはいえ、Airというネーミングは、特に薄さを主張するものではない。言うまでもなく軽さを強調した名前だ。実際の重量は1.29kgとなっていて、現在のノートブック型パソコンの中ではそれほど軽い方とは言えないが、それでもPro 13インチモデルの1.4kgよりは確かに軽い。その差は0.11kg(110g)ほどだから、これは体感として軽さを感じられる差になっている。

 ディスプレーを開いた状態では、AirとPro 13の見た目の違いは、ほとんどただ1点に集約される。もちろん、Touch Barの有無だ。Touch Bar自体は新しいものではないので、今回はそのものについては述べない。ただし、Pro 13でも、左端の「esc」キーと右端のTouch IDボタンは、Touch Barから独立している。面白いことにTouch Barの有無で大きく異るはずのキーボード最上部も、左右の端だけは、AirもPro 13も同一ということになる。

 見た目ですぐに気づくわけではないので、見逃しがちな仕様の違いとしてディスプレーがある。AirもPro 13も、物理的なサイズは対角13.3インチ、解像度は2560×1600ピクセルで、表面的には同じだ。しかし、最大の明るさと、表現可能な色域のスペックは異なっている。

 まず明るさは、Airが400ニトなのに対しPro 13は500ニトと、2割以上も明るい。これは戸外など、特に明るい場所でなければメリットが発揮できないかもしれないが、いざというときの表示性能に差があるのは確かだ。色域についても、AirはフルsRGB対応としているのに対し、Pro 13はP3対応となっている。アップルでは、P3はsRGBよりも「25%多い色」と表現している。明るさ同様、2割以上は色域が広いと考えていい。

 一般の用途では、そこまで必要ないと言ってしまえばそれまでだが、写真やデザインの色校正といった用途では、違いは明らかだ。このディスプレーに関しては、やはりProという名前は、ダテではないと言える。

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