ソニーからソニーグループへ
ソニーは、2つの大規模な組織再編に乗り出す。
ひとつは、2021年4月1日付で、現在のソニー株式会社の商号を変更し、「ソニーグループ株式会社」を発足。ここに本社機能を集約する一方、「ソニー株式会社」の商号は、エレクトロニクス事業を行うソニーエレクトロニクス株式会社が継承することになる。
ソニーの吉田憲一郎 会長兼社長 CEOは、「創業以来、ソニーが送り出してきたエレクトロニクス製品は、ソニーというブランドを築き上げてきた主役である。エレクトロニクス事業は、ソニーグループの祖業である。今後は、ソニーの商号を受け継ぎ、価値向上を目指す」と語り、「高付加価値商品に注力してきたエレトクロニクス領域においては、クリエイターから、ユーザーまで、音、映像、通信の技術によって、リアリティやリアルタイムを極める商品、サービスを展開。さらに、今後は、リモートを極めていくことになる」と、エレクトロニクス事業の新たな取り組みを示した。
本社機能を集約するソニーグループには、6セグメント9人の事業トップで構成。「事業ポートフォリオ管理とそれに基づくキャピタルアロケーション」、「グループシナジーと事業インキュベーションによる価値創出」、「イノベーションの基盤である人材と技術への投資」の3つが主なミッションになる。
「各事業体とグループ本社との人材交流などを通じて、多様性を生かし、長期視点でのグループ全体の価値向上を図る」とする。
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