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Windows情報局ななふぉ出張所 第197回

タブレットも切実な課題:

ファーウェイ売れ筋4万円スマホも「グーグル非搭載」に

2020年06月08日 09時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■HMSモデルの販売チャネルは拡大へ

 いまのところ「GMS非搭載」はマイナスイメージが強いものの、HMSに対応したアプリがファーウェイのアプリストア「HUAWEI AppGallery」に増えていけば、使い勝手は良くなるはずです。

 最新アプリとしては、動画配信の「U-NEXT」やお絵かきアプリ「ibisPaint X」が登場。「Microsoft Office」をダウンロードすればWord、Excel、PowerPointによる文書作成ができます。やや不便ですが、ブラウザ経由ならGmailやGoogleマップ、YouTubeなどグーグルのサービスも使えます。

「Microsoft Office」アプリはAppGalleryから入手できる

 こうした事情を「分かっている人」が買う分にはいいのですが、今回から販売チャネルを一部のMVNOや国内量販店に拡大することで、よく知らないままHMSモデルを手に取る人が出てくる可能性もあります。ファーウェイは専用のサポートを提供しているものの、GMSなしでは厳しい場面が多いと感じます。

税別2万4800円の「HUAWEI P40 lite E」もHMSモデルに

 ファーウェイの発表会と同じ6月2日には、シャオミが2〜4万円台の高コスパスマホを日本で発表するなど、着実にユーザーの取り込みを図っています。米中関係にも改善の兆しがなかなか見えてこない中で、ファーウェイにとっては苦しい状況が続きそうです。

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