ワークスモバイルジャパンは5月28日、島根県で一般家庭の電気工事や住宅リフォーム工事などの事業を展開する高宮電気が、ビジネス版LINE「LINE WORKS」を導入したと発表した。
電気工事は、複数の協力会社や職人と連絡を取り合い業務を進める必要がある。これまで、高宮電気では、工事受注後、個別の協力会社や職人など複数人に対し、電話を利用して工事内容を繰り返し説明する必要があった。また、職人の中にはメールの利用が不得手な人も多く、現場写真を示しながら詳細な内容を説明する場合はFAXを利用するほかなく、正確に現場の状況を伝達することに多大な手間がかかっていたという。
今回LINE WORKSを導入したことで、高宮電気では、社員だけでなく協力会社、職人に対しLINE WORKS IDを発行。工事案件別に、協力会社、職人を含むグループを作り、LINE WORKS上で情報共有をする仕組みを構築した。これにより、個別に必要だった案件説明は不要となり、正確な現場写真の共有も可能となった。
また、電気工事は、一つの作業工程が終わる毎に写真として記録する必要がある。これまでは、職人が作業終了後にデジタルカメラで撮影し、1日の業務終了後、対面でSDカードによって写真データを渡していた。導入後は、スマートフォンで撮影した写真データをLINE WORKS上でやり取りすることで、職人は現場から直帰が可能となった。高宮電気の社員も、データ受け取り、個別の電話連絡などの業務削減により、残業時間をなくすことができたという。
その他、高宮電気では、勤怠管理に活用していたKING OF TIMEとLINE WORKSを連携し、勤怠管理に活用している。これにより、トーク上で打刻ができるため打刻漏れが減少したという。また、KING OF TIMEの勤怠の集計情報は、クラウド給与管理ソフトのマネーフォワード クラウド給与に取り込める。日々の打刻から給与計算・給与明細の発行までが一気通貫になり、毎月の給与計算業務が大幅に改善したという。