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石川温のPCスマホニュース解説 第74回

2つの「オンライン」に支えられた:

苦境のアップル“増収”のワケ

2020年05月04日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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■「9月のiPhoneは遅れる」との噂が飛び交う

 アップルは今回の決算で、2020年4〜6月の売上高の予想を示していない。新型コロナウイルス感染症の影響がどれほど拡大するか読めないため、予想は難しいのだろう。

 アップルとしては、今年、どれだけ安定して製品をリリースしていけるかが、重大な課題になりそうだ。

 4〜6月期においては、先日、発売になったばかりのiPhone SEが売上高を牽引してくれるのは間違いないなさそうだ。特に日本では5月11日より3キャリアでも販売が開始される。ガラケーからの乗り換えなど、初めてスマホデビューする人、現在、iPhone 7やiPhone 8を使っているユーザーにとって最適の1台としてバカ売れしそうな感がある。

 問題は例年、iPhoneの新製品が発売される9月だ。

 ここ最近、多くのネットメディアでは「例年9月に発売されているiPhoneの新製品、今年は発売が遅れるのではないか」という憶測記事が飛び交っている。

 もちろんアップルからの正式発表ではなく、部品のサプライヤーやアナリストからの垂れ込み情報が元になっているため、決定事項ではない。 

 ただ、かつてiPhone XS、iPhone XS MaxとiPhone XRが同時に発表されたものの、XRだけ1ヵ月ほど遅れて発売されたということがあった。今年もそのようにラインナップが一斉に発表されるものの、発売時期がずれる機種が出てきてもおかしくなさそうだ。

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