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「Cisco SD-WAN powered by Viptelaソリューション」を採用、さらに包括的な技術支援も

NTT東が法人向け「Managed SD-WAN」サービスでシスコ製品採用

2020年04月02日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 シスコシステムズは2020年3月31日、NTT東日本が7月から提供開始する企業向け閉域VPNサービス「Managed SD-WAN」において、「Cisco SD-WAN powered by Viptelaソリューション」が採用されたと発表した。シスコがSD-WANコントローラーや「Cisco ISR1100シリーズルータ」といった製品/サービスを提供するほか、NTT東におけるサービス基盤の設計、導入、運用もシスコが支援している。

 Managed SD-WANは、NTT東が法人向けに提供する全国規模の閉域網サービス。企業の本社/拠点オフィスやデータセンターをセキュアな閉域網で結び、顧客企業の管理者はポータル画面から一元管理ができる。オプションによりモバイルネットワークからのVPN接続も可能。

NTT東日本「Managed SD-WAN」の利用イメージ(NTT東日本Webサイトより)

 このManaged SD-WANサービスの提供で使われるCPE(顧客拠点内設置機器)としてCisco ISR1100シリーズルータが、同じく仮想CPEとしてCisco CSR1000vが、そして全体を支えるサービス基盤としてNFVIが、それぞれ採用された。これにより、顧客側で設定作業が必要ないゼロタッチプロビジョニングのサービスが提供できる。さらに、シスコのカスタマーエクスペリエンス部門が、NTT東におけるキャリアクラスのサービス基盤設計/導入/運用を支援したことも発表されている。

 今回の製品/技術採用について、シスコでは「仮想サーバープラットフォーム、物理ネットワークに至るまで、ソフトウェア/ハードウェア全般の保守運用を網羅する、シスコの包括的かつ一元的な対応/支援体制が評価されました」と述べている。

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