立命館小学校(京都市北大路)では、新型コロナウイルス感染症の拡大により、保健衛生上の安全面を考慮して、卒業生と教職員の参加だけで、2020年3月14日の卒業式を開催。出席できなかった保護者およびその親戚を対象にライブ配信を実施。この卒業式に日本マイクロソフトが協力した。
卒業生の父母を中心に220名が視聴
ライブ配信には、Microsoft Teams が持つ“Teamsライブイベント”機能を利用。保護者たちは、リモートから視聴することができた。約1時間15分に渡って行われた立命館小学校の第11回卒業式は無事に終了した。
今年の卒業生は、男子60人、女子50人の合計110人。そのうち女子2人が留学中のため、会場参加者は108人。留学中の児童も視聴できるようにしていたが、留学先の環境が整っておらず、視聴できなかったという。
午前9時30分から行われた卒業式は、児童および教職員全員がマスクを着用。児童は少し間隔をおいて設置された椅子に着席。教職員は、固定式座席の間をあけて着席していた。また、通常は通常3曲ほど、児童による合唱があるが、今回は感染症予防の観点から合唱は行わず、学園歌を放送で流した。
ライブ配信では、約220アカウントの視聴があり、卒業生1人につき、2人(2台のデバイス)の保護者および親戚が視聴したことになる。だが、1台のPCやタブレット、スマホで家族が集まって視聴した例もあると見られており、実際の視聴者数はもう少し多いと想定されている。また、遠方に住む祖父母が視聴できてよかったという声もあったという。