【FANZA GAMESプレイ日記】 第31回
TVアニメにもなった「うたわれるもの 偽りの仮面」と続編「うたわれるもの 二人の白皇」がPCで発売されたので遊んでみた
2020年02月29日 11時00分更新
かつてシリーズ1作目がPCで発売されたSRPG「うたわれるもの」は、独自のシナリオと世界観が支持されたヒット作だ。PCで発売された第1作目から13年の時を経て、2015年に正式な続編が、PlayStation 3/4、PlayStation Vitaで発売した。
それが「うたわれるもの 偽りの仮面」で、翌年にはさらに続編の「うたわれるもの 二人の白皇」がリリースし、その間にはテレビアニメも放送した。そんな人気作品が、ついにPCに帰還! 2020年1月23日に上記の2本がSteamにてリリースされ、コンシューマー機を持っていないファンでも楽しめるようになった。
日本の古代史をモチーフにした
独特の世界で展開する入魂のノベル!
ジャンルとしてはSRPGになるのだが、バトル主体の内容を期待して買うと、少々イメージと異なるかもしれない。「うたわれるもの」シリーズは、名作ノベルゲーを多数ヒットさせてきたLeaf/アクアプラスのタイトルなので、構成としてもノベルパートの比重がかなり大きい。場合によってはバトルは1時間に1回といった頻度になることもあるくらいだ。
逆に言うと、その分ノベル部分の読み応えはバツグンで、気がつくと時間を忘れて読み込んでいるぐらい、引き込まれるシナリオが展開する。そのおかげでバトルまでの間隔が長いこともあまり気にならない。
また、アドベンチャーゲームではないので、ノベルパートでも選択肢はあまりない。拠点を中心に移動先を選択する部分があるだけで、その選択結果も、ストーリー進行に特に影響を及ぼすことがない1本道展開になっている。しかしそれは、それだけ作り手側がストーリーに自信を持ち、情熱を込めているからこそのシステムというのが分かり、これもほとんど気にはならなかった。
お話が最大の楽しみになる作品なので、ネタバレを避けるためストーリー面についてはあまり多く語らないでおくが、ビジュアルからも何となく漂ってくる世界観設定の独創性は特筆に値する。日本古代史の神秘的でエキゾチックな雰囲気がシナリオの端々はもちろん、背景美術を通しても伝わってくる。
が、やはり一番の注目は、ケモミミとシッポのついたモフモフキュートなヒロインたちだろう。ストーリーが進むうちに美少女が次から次へと登場し、全年齢の範囲とはいえ、ときにはちょっとしたサービスシーンが入ったりもする。
もちろんヒロイン以外のキャラクターもそれぞれ個性的で活き活きと描かれ、パーティー加入によってユニット選択の幅が広がるだけでなく、キャラ同士や主人公との掛け合いも見ていて楽しいところだ。
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