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東京2020大会の訪日客に日本の若手アーティストを紹介する「アリババクラウドギャラリー」

アリババ、成田国際空港でデジタルアートギャラリーを展開へ

2020年01月17日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 アリババグループは2020年1月16日、今年3月から1年間、成田国際空港を舞台としたクリエイティブキャンペーン「アリババクラウドギャラリー」を展開すると発表した。日本の若手アーティストが制作するデジタルアート作品を成田空港内で展示し、空港に到着する東京オリンピック・パラリンピックの観客らを出迎える。同日には、参加アーティストや東京大会組織委員会代表も出席する発表セレモニーが開催された。

「アリババクラウドギャラリー」発表会には、アリババグループや東京2020大会 組織委員会の代表のほか、プロジェクト参加アーティスト、さらに大会公式キャラクターの「ミライトワ」や「ソメイティ」も出席した

 アリババクラウドギャラリーは、2020年3月1日から2021年3月末まで、成田空港第1/第2ターミナルの到着エリア内(合計9カ所)で展開されるクリエイティブキャンペーン。アリババのクラウドテクノロジーなどを活用しながら、若手日本人アーティストが制作するデジタルアート作品をプロジェクターやスクリーンで展示するもの。

アリババクラウド CMO(最高マーケティング責任者)のクリス・タン(Chris Tung)氏と、成田国際空港の到着エリアに展開されるアリババクラウドギャラリーのイメージ

 アリババグループは2017年から、国際オリンピック委員会(IOC)のワールドワイド公式パートナー(クラウドサービス、Eコマースプラットフォームサービス分野)を務めており、今回の取り組みは「オリンピック観戦のために世界中から訪れる観客のエクスペリエンスを強化する」狙いがあるという。

 発表会に出席したアリババグループ CMOのクリス・タン氏は、アリババでは若いアーティストやアスリートをエンパワーメントすることに注力しており、今回の取り組みもその一環であると説明。今回は成田国際空港や大会組織委員会ともコラボレーションし、「日本が持つ文化遺産のすばらしい部分を、成田空港に到着する観客にユニークな体験として提供していく」と説明した。

アリババクラウド・ジャパンサービス カントリーマネージャーのユニーク・ソン氏

東京2020オリンピック・パラリンピック大会組織委員会 副事務総長の古宮正章氏

 またアリババクラウド・ジャパンサービス カントリーマネージャーのユニーク・ソン(Unique Song)氏は、アリババでは「単なるスポンサーシップにとどまらず、東京2020大会をよりデジタル化された、イノベーティブなものにしていくお手伝いをしたいと考えている」と述べた。アーティストに対してクラウドテクノロジーを提供することで「より速く作品制作ができるようにすること」「オンライン展示も含め、アーティストと観客の間のインタラクションを、グローバルなスケールで生みだしていくこと」の2点が狙いだと語る。

ソン氏は、アリババクラウドが技術サポートするプロジェクト「Tokyo 2020 “Make The Beat!”」も紹介した(https://tokyo2020.org/jp/special/makethebeat/)

 ゲスト登壇した東京2020オリンピック・パラリンピック大会組織委員会 副事務総長の古宮正章氏は、オリンピック憲章においてはスポーツだけでなく「文化・芸術の発信」も大会の目的に定められていることを紹介。大会の開催に合わせ、若手アーティストが芸術を発信することで「オリンピックという機会を通じて社会の価値が広がり、皆が楽しむことで、ますます良いものになっていくのではないか」との期待を語った。

 また作品展示を行うアーティストとして木之内憲子さん、奥村彰一さんも出席し、それぞれに今回のデジタルギャラリーに対する期待を語った。

奥村彰一さん「セーリング過海図」。この作品も含め日本画の技法=岩絵具で現代的なテーマを描いてきた奥村さんだが、今回のプロジェクトではデジタル/クラウドテクノロジーを用いて日本画作品をデジタルアートに昇華する試みを行うという

木之内憲子さん「海の音」(部分)。海の生き物などをモチーフに、版画の創作技法を生かした動画作品。発表会では横4面のプロジェクター投影で披露された

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