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選手と観戦者両方の視点でeスポーツの醍醐味が味わえるイベント

東京都初のeスポーツイベント「東京eスポーツフェスタ」でモンスト決勝戦を観戦

2020年01月14日 18時00分更新

文● 市川 編集●ASCII

1月11日から12日まで、東京ビッグサイトにて「東京eスポーツフェスタ」が開催された。「モンスターストライク」「パズル&ドラゴンズ」「太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん!」のeスポーツ大会やeスポーツ関連産業による体験イベント・展示会も実施

 東京都は1月11日から12日までの間、都内初となるeスポーツイベント「東京eスポーツフェスタ」を開催した。会場は東京ビッグサイト。

 国内におけるeスポーツの普及と関連企業の振興を目的としたイベントで、eスポーツ関連産業による体験イベント・展示会のほか、「モンスターストライク(以下、モンスト)」「パズル&ドラゴンズ」「太鼓の達人 Nintendo Switchば~じょん!」のeスポーツ大会も実施。年齢問わず、誰でも気軽に参加できるのが本イベントの特長だ。今回、12日に開催されたモンスト決勝戦を観戦できたので、その模様を紹介したい。

手に汗握る戦いが繰り広げられたモンスト決勝戦

 ミクシィ内のゲームスタジオ「XFLAG」が開発・運営するモンストは、自分が育てたモンスターを指で引っ張って、敵モンスターに当てて倒すアクションRPG。シンプルなルールと操作性、最大4人までの協力プレイが特長だ。1月9日時点のユーザー数は世界累計で約5300万人、国内では約4400万人を突破しているという(モンスト 公式サイトより引用)。

 また、モンストのeスポーツ大会は継続的に開催されており、約50名ものプロ選手が存在する。なかでも、2019年7月に開催された「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」は、賞金総額1億円のeスポーツ大会として話題になった。2019年11月から開催中の全国ツアー「モンスト プロツアー 2019-2020」でも賞金総額1億円が用意されるなど、モンストはeスポーツタイトルとして世界中のユーザーから高く支持されている。

2日にわたって開催された予選大会、ベスト8、準決勝を勝ち抜き、決勝に進出した「161【cm】」(左)と「Sonrisa」(右)

 モンストのトーナメントでは、eスポート専用アプリ「モンスターストライク スタジアム」を使用し、4人vs4人のチーム戦が繰り広げられた。A~Dグループ各32チームによる予選大会が1月11日から開催され、各グループ成績上位の2チームがベスト8、準決勝、決勝戦の順で競い合う「決勝トーナメント」に出場。予選、ベスト8、準決勝を勝ち抜いた「161【cm】」と「Sonrisa」の2チームが決勝戦に進出した。

 決勝トーナメントは「Bo3(Best of 3:最大3戦、2本先取で勝利)で2チームが競い合う。指定されたステージを先にクリアしたチームが勝利。優勝したチームには東京都知事杯および副賞、そしてモンスト内で使用できる「東京eスポーツフェスタ限定ゲーム内フレーム」が授与される。

1試合目のステージは「水駆ける天叢雲の皇子」。序盤は161【cm】が優勢(左:ゴールドチーム)

しかし、終盤からSonrisa(右:プラチナチーム)がスピーディーな巻き返しを図り、逆転へ。結果、1試合目はSonrisaの勝利

 1試合目のステージは「水駆ける天叢雲の皇子」。難易度「超絶」という高難度ステージだが、チームの連携により次々とステージをクリアしていく。序盤は161【cm】が優勢だったが、終盤からSonrisaがスピーディーな巻き返しを決め、1本を先取。1手を打ち込む速さが勝敗を決めるというシビアな戦いを目の当たりにすることとなった。

2試合目のステージは「翠撃の隊士」。圧倒的な強さを発揮したSonrisaが2試合も制し、優勝を果たした

勝利を分かち合うSonrisaのメンバー

 2試合目のステージは「翠撃の隊士」。この試合で巻き返しを図ろうと奮闘する161【cm】だが、Sonrisaの快進撃により序盤から大きく差をつけられてしまう。圧倒的な強さと速さを発揮したSonrisaが優勝の座を勝ち取った。

 Sonrisaは「まさか優勝できるとは思いませんでしたが、応援してくださった皆さんのおかげです。ありがとうございました」と感謝の意を述べた。惜しくも敗れた161【cm】は悔しさを述べつつも、優勝したSonrisaを褒めたたえていた。

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