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横浜から世界へ 創業50年のゲーム機コントローラーメーカーが挑む 53言語に対応した、7インチ対面式AI翻訳機「Perico PRO」を新発売

ユニオン電子工業株式会社
2020年01月09日

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ユニオン電子工業株式会社
現場志向、トーク履歴をスマホへ転送できるトレーニングモード付

創業50年、コンシューマーゲーム機のコントローラーを企画開発、製造を行ってきたユニオン電子工業株式会社(本社:神奈川県横浜市港北区、取締役社長:磯脇康三、以下ユニオン電子工業)は、53言語に対応した、7インチのタッチパネルモニターが対面で一体となったAI翻訳機「Perico PRO」を2月上旬より発売します。


横18センチ×奥行17センチのコンパクトサイズに設計された「Perico PRO」
業務用AI翻訳機「Perico PRO」ウェブサイト:https://union-pericopro.com/

2019年3月に観光庁が発表した受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査(調査期間:平成30年11月~平成31年2月、n=4037、調査場所:成田国際空港・東京国際空港・関西国際空港・福岡空港)によると、旅行中に困ったことが無いか(複数回答可)という問いに対し「困ったことは無かった」が36.6%でトップではあるが、次いで「施設のスタッフとのコミュニケーションが取れない」が20.6%(「無料公衆無線LAN環境」が18.7%、「公共交通の利用」が16.6%)と、約2割の外国人が“言葉”によるコミュニケーションに困っていると回答しました。しかし今後外国人の増加に伴い、人手不足等の背景からも接客への負担が増加する可能性もあり、良い接客をする上でも、“言葉”の負担軽減は必要不可欠です。

このたび発売する「Perico PRO」は、2019年6月に発売したハンディータイプのAI翻訳機「Perico(R)」の業務用に改良した後継機で、設置して利用する対面式AI翻訳機です。53か国に対応、世界水準のAI翻訳エンジン「ニュアンス」等を搭載(Wi-Fi環境が必要)しています。受付や窓口の営業スペースの邪魔になることを極力避けるために、横18センチ×奥行17センチのコンパクトサイズに設計、フル充電後連続で2時間利用できるため、窓口を移動して利用することも想定しています。また実際に海外のお客様とやり取りしたトーク履歴を転送する機能「トレーニングモード」(専用アプリ)があり、QRコードをスマホで読み込むことで、研修での活用やスタッフ個人が復習することも可能。また「Perico PRO」にはスクリーンセーバー機能が付いており、操作していない時は電子ポップに早変わり。スタッフが受付不在の際に、海外のお客様へのメッセージなどを表示させることも可能で、現場での利用を意識した業務用翻訳機です。

ユニオン電子工業は、ホテル、病院、レンタカー店、飲食店などを中心に販売を強化し、2020年夏までに500台の販売を見込んでいます。
専用アプリをダウンロードすればスマホで「トレーニング」が可能
電子ポップの画像は、パソコンやスマホに繋いで簡単にアップロード可能(タイプCのUSB接続)

【対面式AI翻訳機「Perico PRO」の概要、スペック詳細】
対面、設置型の業務用としては、最安値で提供致します(1月9日現在)。また代理店販売、パートナー企業も随時募集しています。
製品名:対面式AI翻訳機「Perico PRO」
価格:希望小売価格128,000円(税別)
販売店:大手家電量販店、Amazon、自社ECサイトなどを予定
販売元:ユニオン電子工業株式会社(〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-24-11/サポートデスクTel.045-477-3611(平日9:00~17:00 土・日・祝・年末年始を除く))

本体寸法:W183×D171×H164mm
本体重量:960g
液晶ディスプレイ(両面):7インチ×2 / 1024×600 pixel / タッチパネル
電池:リチウムイオン電池 3.7V/5000mAh
スピーカー出力:3W×2
マイク:ノイズキャンセル機能付き、360°無指向性マイク
充電端子:USB Type-C(充電、データ転送)
OS:Android 9.0
CPU:A50、Quad-core ARM Cortex-A7 @1.5GHz
GPU:Mali-400 MP2、600MHz
RAM:DDR3 1GB
ROM Flash:Nand Flash 16GB
画像データ:BMP、JPG、GIF、PNG
Wi-Fi:2.4GHz / 5GHz
Bluetooth:4.0サポート
翻訳言語:53言語
技適マーク:技術基準適合証明等のマークあり
Wi-Fi環境が必要。タッチパネル式の液晶。
53か国語を網羅

36年間、ゲームコントローラーを作り続けた
ユニオン電子工業・磯脇代表が語る、次に仕掛けるAI自動翻訳機とは?

ユニオン電子工業は、今年で創業50周年を迎える民生用機器及び電子部品の開発から一貫した受託業務を行うBtoB企業です。民生品の主力商品として長年携わってきたのが、ゲーム機でお馴染みのコントローラー。今までに149機種ものコントローラーを世に送り出した。「2000年ころ、ラブゲッティという通信機器が流行った。感情のモードが合うと機器同士響きあうという当時にしては画期的な商品。のちに、イスラエルの友人から音声認識が導入されたピカチュウの縫いぐるみを見せられた。ファジーなコミュニケーションに温かみを感じた。2012年、ドコモがアプリで翻訳機をスマートフォンに導入したのを見て、これだと思った。ピカチュウと会話できる日も近いと(笑)。それは冗談としても、ラブゲッティに自動翻訳機が付いたら、世界中の言葉の壁が無くなり、生活が豊かになるだろうと、そう思えた。20年前の感動を、今、やっと実現できると考えています」(磯脇氏)

■ユニオン電子工業株式会社について
企業名:ユニオン電子工業株式会社
代表者:取締役社長 磯脇康三
創業:1968年8月1日
創設:1971年7月21日
資本金:8,170万円
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜3-24-11
事業内容:
民生用機器及び電子部品の開発、設計、生産、品質管理、物流までを一貫した受託業務
代理店業務
AI翻訳機「perico(ぺリコ)」の企画開発から製造・販売

ハンディタイプ「Perico(R)」ウェブサイト:https://union-perico.com/
企業HP:http://www.union-electric.co.jp/

<調査データ引用元>
国土交通省・観光庁/
受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を実施
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000267.html

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