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はがきデザインキットをApp Storeで配信してほしい:

Macの年賀状宛名印刷が面倒くさすぎた話

2019年12月26日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 毎年ぎりぎりに準備を始める年賀状。宛名印刷をしようかとWord 2019 for Macを起動してみたところ、はがき宛名印刷ウィザードがないことを初めて知った。Windows版のはがき宛名印刷ウィザードで作られた画像をコピペする方法を紹介してくれているブログがあったが、面倒なので他を探した。

 有料のソフトはあるが、お金を出すほどではない。調べると、日本郵便のアプリ「はがきデザインキット」が無料で使えて宛名印刷もできるらしい。組織として問題はあるがいいじゃないか日本郵便。Adobe FlashとAdobe AIRが必要だと言ってきたので、言われるがままにインストールする。だがいざアプリを起動してみると「"Adobe AIR. framework"は壊れているため開けません」とエラーが出た。

 調べると、macOS Catalinaが現行バージョンのAdobe AIR 32をはじいているらしい。Adobe AIRは今年からアドビではなくサムスン子会社ハーマンが開発をしているのだが、64bit対応した新バージョンAIR 33は同社がまだ商用向けにしかリリースしていないようで、個人で利用する方法は見つからなかった。

 さらに調べると、macOS CatalinaでもAdobe AIRをインストールする方法を紹介しているありがたい動画があった。ターミナルからsudoコマンドを打ちこんで、ファイルの隔離情報を記録する「com.apple.quarantine」を消去するというやや強引な解決策だった。私は宛名印刷がしたいだけなのですが……

 自己責任でコマンドを実行すると無事にAdobe AIRのインストールが完了し、はがきデザインキットが起動した。ほっとしてcsvデータを読み込み、連名の設定をして準備万端。さあプリントだと印刷ボタンを押すと用紙サイズに「はがき」がない。私はMacBook Proをそっと閉じてサインペンを手にとった。

 「カスタムサイズを管理」から幅100mm×高さ148mmを指定して、給紙方法で所定のトレイを設定すればできたのだろうが、もう根性が品切れだった。

 あれか、Appleユーザーはグリーティングカードなんていうレガシーなツールに頼るべきではないという意思のあらわれか。いやむしろ逆に律義にローカルな習慣に対応しているWindowsが偉いということなのか、などと言いながら年賀はがきを投函した。来年はWordのはがき宛名印刷ウィザードが復活するか、はがきデザインキットがMac向けアプリとしてApp Storeで配信されてほしいものです。




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