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Xperia 1ロングランレポート 第27回

深センで中国移動香港のSIMをXperia 1に挿して使った

2019年12月24日 10時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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 「Xperia 1(SO-03L)」を携えて、中国・深センに取材に行きました。今回の渡航はOPPOのプレスツアーだったのですが、現地での取材用にプリペイドSIMも配布されたので、ありがたくXperia 1で使わせていただきました。

取材用に配布された中国移動香港のSIMカード

 配布されたのは、中国本土のSIMではなく香港の「中国移動香港」のSIM。2GBまで高速で通信可能となっています。中国本土のSIMはGoogleやFacebookなどのサービスが使えないので、その辺を考慮したのかなと。実際中国本土のキャリアのSIMを渡されても、VPNを使わないと実用性はないですしね。

 早速SIMをセットします。Xperiaシリーズはピンで押し出さなくてもSIMトレーが取り出せるので便利。SIMカードをnanoSIMサイズに切り抜いてXperia 1にセットします。

SIMは3サイズに切り抜けるタイプ

SIMトレーにセットして再起動

 次に通話アプリを起動して「*#130#」と入力し、通話ボタンを押します。これは開通作業で、しばらくするSMSで開通した旨が届きます。あとはAPNの設定をしてローミングをオンにすればOK。あくまで香港キャリアのSIMなので、中国本土ではローミングになるのです。

通話アプリで開通作業を行なう

SMSで開通確認のメッセージが届く

APNは「cmhk」でユーザー名やパスワードは未入力で問題なし

ローミングをオンにしないと通信できない

 問題なく通信ができるようになったので、通信速度をチェックしてみましたが、ビルの高層階ということもあり、下りは5.33Mbps、上りは0.48Mbpsと微妙な数値です。それでもウェブサイトを閲覧したり、SNSに写真を投稿したりといった使い方で特にストレスはありませんでした。

速度は下りで5.33Mbpsとあまり速くなかった

街中で普通に使うぶんには問題なし

 今回は提供されたSIMですが価格は148HKDなので、日本円で約2100円。滞在は実質3日だったので、ドコモの「パケットパック海外オプション」なら2480円です。通信容量は2GBですしSIMの抜き差しや設定の手間を考えると、自腹ならローミングでもいいかなという感じです。

※Xperia 1(SO-03L)/Android 9で検証しました

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筆者紹介:中山 智

 海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。


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