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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第73回

さらなる新色も開発か:

アップルiPhone来年どう変わる

2019年12月18日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura 編集● ASCII

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●何を進化させる?

 さて5G対応はさておき、という状況になりそうな来年のiPhone。となると、どこを進化させるのかが気になるところです。

 多くの予測ではデザインが変更される可能性が指摘されており、とはいえ現在のiPad Proのようなフレームが期待されています。これすなわちiPhone 4系、iPhone 5系のような、垂直に立った側面のメタルフレーム。必ずしも新しい意匠とは言えないかもしれません。

 iPad Proを見ていると、カメラの出っ張りでもなければ単なる薄い板という認識以外できないほどにシンプルな形になってしまいました。側面には複数のアンテナバンドが入っているほか、ボリュームボタン、電源ボタンが縦長に構えた際の右上に集中しています。そして底面にはUSB-Cポートが用意されています。

 問題となるのは、右側面にあるApple Pencil充電ポートです。2018年のiPad Proから、Lightningポートを用いたペアリングと充電ではなく、側面に磁石でくっつけてペアリングと充電をする方式に変わりました。裏を返すと、この方式に変えるために、側面は曲面から平らにしなければならなかったのです。

 iPhoneの側面も平らになると言うことは、あるいはApple Pencilへの対応という可能性もあるのかもしれません。もっとも、現在のペンシルのままだと端末側面に収まらなくなってしまいますし、ほとんどの人がケースを装着しているので干渉する結果になってしまいそうですが……。

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