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あえて機能を絞って、音に注力したサウンドバー

テレビと同時購入が超オススメ!! 音のいいサウンドバー・デノン「DHT-S216」

2019年12月10日 18時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●ASCII

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本格的なHi-Fi再生が可能なPureモード

 まずは、Spotifyで音楽を聴いてみた。サウンドモードは“ムービー”“ミュージック”、そして深夜などの視聴向けの“ナイトモード”がある。さらに、サウンドモードによる音質的な加工や、バーチャルサラウンドなどの電気的な音声処理をせずにストレートに音を出すピュアモードがある。

 これらは付属リモコンで切り替えるが、サウンドモードのミュージックではオレンジ、ピュアモードでは緑と、操作時に前面にあるLEDの点灯色が変わるので、モードの切替が確認できる。音量操作は付属のリモコンで行えるが、HDMIのリンク機能でテレビのリモコンで操作することも可能だ。

付属リモコンと本体のフロント部。モードはLEDの点灯色で確認できる。

ミュージックモード
 クラシックなどのほか、女性ボーカルのポップス曲を聴いてみたが、楽器の音色や歌声をナチュラルな音で再現した。声のニュアンスがしっかりと出て、なかなかの実力と感じた。低音も思った以上にしっかりと出て、クラシックでは雄大なスケール感が感じられるし、ポップスでもリズムがよく弾む。

Pureモード
 音の鮮度が高まる。細かなニュアンスがより明瞭になるし、クラシックでの音場の広がりなども良好になる。低音はやや細身の解像感重視の鳴り方になる。ベースやドラムのリズムがよりクリアになるが、やや量感が減るので好みは分かれそう。再生する楽曲の演奏や歌唱の上手さまで聴き分けられるような、情報量の豊かな再現は、他のサウンドバーにはない本格的なHi-Fiオーディオ的な感触だ。

映画の視聴時は、広がり感とスケール感を感じ取れた

 Netflixで5.1ch音声の映画をいくつか見てみた。

『アリー/スター誕生』
 レディ・ガガが演じるアリーが歌手として頂点を目指す、青春ドラマだ。彼女が歌う場面を見たが、エネルギーたっぷりの歌声を情感たっぷりに聴かせてくれた。音楽作品ということもあり、楽曲や歌を存分に楽しむならばサウンドモードはミュージックが良い。ムービーにすると、音場の広さが出るのでライブステージの雰囲気はよく出るが、低音の量感がある一方で、リズム感の表現はミュージックが優れている。

 サウンドバーのサウンドモードは、聴き比べてもあまり違いを感じないことも多いのだが、DHT-S216では、音の感触がかなり変化した。これも基本的な音の実力が高いことを示していると感じる。Pureモードはより情報量がしっかりと出るが、低音がやや細身になるので、リッチな響きが欲しいなら、付属のリモコンでサブウーファーの音量を少し上げてやるといいだろう。

左右の音の広がりも重視している。

『レディ・プレイヤー・ワン』
迫力たっぷりのアクションがいっぱいのコンテンツ。ゲームの仮想世界を舞台とした物語で、ゲームや映画のキャラクターが多数登場しているのも魅力のひとつ。日本からはストリート・ファイターの面々やメカゴジラ、ガンダム、AKIRAのバイクなどが出演している。第一の試練であるレースゲームの場面では、豪快なレースが続き、エンジンの爆音だけでなくクラッシュした車の爆発音なども連続する。このため、サウンドモードはスケール感が大きく、迫力ある音のムービーがよく合う。

大口径のサブウーファーは下向きに配置している。

 バーチャルサラウンド機能の「DTS Virtual:X」を試してみると、音場の広がりがさらに立体的になる。音が目の前に迫ってくるような感じになるし、高さ方向も含めて音が部屋いっぱいに広がる。音が自由自在に飛び回るアクション映画では、DTS Virtual:Xがとても楽しい。後方や天井にまでスピーカーを置いた本格的なサラウンドとの差はそれなりにあるが、サラウンドの臨場感や音の移動感などは十分に伝わる。テレビの前に置くだけの手軽さで楽しめるサラウンドとしては上出来だ。

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