音にうるさいストリーマー“RAD”みみっち氏が騒音検証に同行して確認!
静音PC「Silent Master NEO」は電源が入っていることすら気づかないレベル!
2019年11月23日 11時00分更新
Core i9-9900K搭載モデルで「Silent Master NEO Z390」の実力チェック!
騒音検証に使った構成の「Silent Master NEO Z390」を借りることができたため、この構成でどのくらいの性能となるのかをベンチマークソフトを使い、簡単にチェックしてみよう。
試用したのは標準構成からCPUをCore i9-9900K、メモリーを8GB×2へと変更したものだ。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i9-9900K |
CPUクーラー | Noctua NH-U12S |
マザーボード | ASRock Z390 Pro4 |
メモリー | 16GB(8GB×2、DDR4-2666) |
SSD | 500GB(Crucial CT500MX500SSD1) |
グラフィックス | GeForce GTX1660 6GB(GIGABYTE「GV-N1660OC-6GD」) |
光学ドライブ | ASUS DRW-24D5MT |
PCケース | CoolerMaster Silencio S600(プラス前面ファン 「Noctua NF-A14 FLX」、背面ファン 「Noctua NF-S12A FLX」) |
電源ユニット | CoolerMaster V650 Gold「MPY-6501-AFAAGV-JP」(650W 80PLUS GOLD) |
OS | Windows10 Home(64bit)DSP版 |
まずはPCの内部をチェック。裏配線が多用されていること、そして今時のケースらしく電源部がカバーされているため、ケース内は非常にすっきりとしている。フロントの14cmファンから取り入れられた冷たい外気はCPUとビデオカードへと届き、各パーツがしっかり冷却されるような配置となっている。
もちろんPCとしての使い勝手もよく、フロントインターフェースはアクセスしやすい天板側に装備。電源スイッチやリセットボタン、USB×2、音声出力、SDカードスロットなどが用意されている。
CPU性能チェックには、CGレンダリング速度からCPU性能を計測する定番の「CINEBENCH R20」、そしてゲーミング性能チェックには、こちらも定番となる「漆黒のヴィランズ ベンチマーク - ファイナルファンタジーXIV」(FF14ベンチ)と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(FF15ベンチ)を使用した。それぞれの結果は、以下の通りだ。
「CINEBENCH R20」はCPUに高い負荷がかかるテストとなるだけに、冷却性能が間に合わなければスコアは落ちてしまう。一番心配していた部分だが、スコアは4940ptsで他のCore i9-9900K搭載機と比べ見劣りしないどころか、若干上回る結果となっていた。静音PCだからといって、性能が低くなるといった心配は無用なようだ。
ただし、CINEBENCH R20実行中のCPU温度をチェックしてみると最大で99℃まで上昇しており、余裕はないようだった。動画エンコードなど、高負荷が長時間続くような用途で使うのであれば、静音性は多少犠牲になってしまうが、UEFIのファン設定をSilent以外に変更する方が動作クロックが低下する心配はなくなるだろう。
FF14ベンチは「フルHD(1920×1080ドット)」「最高品質」という設定で試したが、動作に不安な要素はなく、スコアもしっかりと高い。軽量ゲームであれば、文句なく快適に遊べるレベルだ。動作中の騒音も非常に小さく、フロントパネルをあけて耳を近づけるとわかる程度しかなかった。
FF15ベンチは「フルHD(1920×1080ドット)」「高品質」でテスト。ビデオカードがGeForce GTX 1660となるため、スコアは6068とあまり高くないものの、十分遊べるレベルといえる。FF15ベンチはゲームの中では比較的重量級となるだけに、「Silent Master NEO」はゲーミングPCとしても十分活躍できるだけの性能があるといえるだろう。
