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仕事に差がつく!阿久津良和「Office 365のスゴ技」 ― 第84回

Office 365の更新頻度を調整する

最新機能をいち早く試せるOffice Insiderに入るには?

2019年11月01日 09時00分更新

文● 阿久津良和 編集 ● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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本連載は、マイクロソフトのSaaS型デスクトップ&Webアプリケーション「Office 365」について、仕事の生産性を高める便利機能や新機能、チームコラボレーションを促進する使い方などのTipsを紹介する。

Office 365を使いこなして仕事を早く終わらせたい皆様にお届けする本連載。今回はOffice Insiderへの参加方法に注目する。

新機能をいち早く試せるOffice Insider

 多くの企業がOffice 365を利用する場合、1月と7月に更新する「半期チャネル」を選択しているだろう。だが、Office 365のチャネルは、3月と9月に更新する「半期チャネル(対象指定)」、毎月更新する「月次チャネル」がある。ちなみに半期チャネルと半期チャネル(対象指定)の違いだが、前者は年に数回の新機能提供を目的としているものの、後者はパイロットユーザーや互換性テスト担当者に次期半期チャネルのテスト用だ。さらに、試験的な機能実装やテレメトリデータ収集、フィードバックを目的とするOffice Insiderというチャネルもある。こちらは月に4~5回の更新が加わり、バグフィックスと共に新機能をいち早く試すことが可能だ。

Office 365の更新チャネル

 大半の企業は新機能よりも安定性を優先するため、Office Insiderチャネルどころか月次チャネルを選択することは少ないだろう。社内のIT部門/管理者が使用するMicrosoft 365管理センターでも、月次チャネル/半期チャネルのみ選択可能だ。より柔軟な設定を行なうには「Office 365クライアント構成サービス」「Office Deployment Tool」を使用してXMLファイルを作成し、クライアントに同ファイルを配布しなければならない。

Microsoft 365管理センターの画面。こちらで設定できるのは月次チャネルか半期チャネルのみ

 さらにOfficeインサイダーへの参加は少々面倒だったが、Microsoftは2019年10月末、「エンドユーザーへOffice Insiderの参加を用意する要望をIT管理者から受けた」との理由から、Office 365の「グループポリシーテンプレート」を使って、オプトインする方法を提供すると発表したした。企業内で大量のクライアントに設定する場合は有用だが、筆者はグループポリシーエディターに不慣れなため、レジストリによる操作方法を紹介したい。

[Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「cmd」と入力して、[Ctrl]+[Shift]キーを押しながら<OK>ボタンをクリックする
下記内容をコマンドプロンプトにコピー&ペーストする
/* reg add HKLM\Software\Policies\Microsoft\office\16.0\common\officeupdate /v updatebranch /t REG_SZ /d FirstReleaseCurrent reg add HKCU\Software\Policies\Microsoft\office\16.0\common /v insiderslabbehavior /t REG_DWORD /d 1 */
参加チャネルがOffice Insiderの月次チャネル(対象限定)に切り替わる

 前者はチャンネル更新ポリシー設定を有効にし、後者は「Office Insider」を「ファイル」メニューの「アカウント」に表示させる設定だ。本手順でOffice Insiderに参加するが、選択されるのは月次更新の「月次チャネル(対象限定)」である。もし、社内のエンジニアなどから、より更新頻度の高いInsider Fastに参加したいと要望がある場合は、「reg add HKLM\Software\Policies\Microsoft\office\16.0\common\officeupdate /v updatebranch /t REG_SZ /d InsiderFast」を実行してほしい。

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