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都築電気、AIを用いた「退院日予測システム」の特許を出願

都築電気
2019年10月18日

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都築電気
~飯塚病院において検証開始、医療現場の課題解決へ~

 都築電気株式会社(代表取締役社長:江森 勲、本社:東京都港区、以下当社)は、株式会社麻生情報システム(代表取締役:瀧中 秀敏、本社:福岡県福岡市)と開発を行った、「機械学習を用いた退院日予測方法及び装置」(以下、退院日予測システム)の特許を共同出願しました。(*1)  本システムは現在、株式会社麻生飯塚病院(院長:増本 陽秀、本社:福岡県飯塚市、以下飯塚病院)にて3社共同の検証を開始しています。本システムの実用化を通して、医療現場を取り巻く様々な課題の解決を目指します。


背景
 少子高齢化に伴い医療ニーズが増大していく中、医療費の増大や医療従事者の不足が深刻な社会課題となっています。そのため、医療機関には、現在の医療資源を活用して、看護業務や病床管理業務のオペレーション効率を向上させることが求められています。オペレーション効率を向上させ、より多くの患者のニーズに応えるためには、入院患者の退院日を予測し、病床管理を効率化させることが必要になります。従来はDPCコード(*2)による予測を行ってきましたが、入院患者の症例や重症度、施設類ごとの変化については考慮できておらず効率化に限界がありました。
 そこで、DPCにより行っていた退院日の予測を、医療情報システムの持つDPC重症度、医療・看護必要度の評価情報、個人データなどの医療情報システムのデータを使用し、機械学習(AI)による分析モデルを利用して行うこととしました。これにより、入院患者の退院日をより高い精度で、環境の変化に対応しつつ予測することが可能となります。
 この退院日予測方法および、退院日予測システムをこのたび特許出願いたしました。


検証内容
 当社と麻生情報システム、飯塚病院は、2019年4月より、医療分野でAIを活用するためのワーキンググループを立ち上げています。当社と麻生情報システムによって開発された「退院日予測システム」および飯塚病院の急性期患者2年分の匿名データを組み合わせたソリューションの検証を通して、医療現場における本システム活用の効果・精度・使いやすさを検証します。


■都築電気株式会社について
(URL: https://www.tsuzuki.co.jp/
当社は「情報ネットワークソリューションサービス」と「電子デバイス」において、ICTサービスを提供する企業です。都築グループは12社・2,500名でお客様の企業価値向上に取り組み、社会課題の解決を目指しています。

■本件に関するお問い合わせ先
 報道関係からのお問い合わせ先
  都築電気株式会社 広報・IR室 平井・北浦・西田
  TEL:03-6833-7780 E-mail:pr@tsuzuki.co.jp

 製品・サービスに関するお問い合わせ先
  都築電気株式会社 AIラボセンター
  TEL:03-6833-7710 E-Mail:ailc-x@tsuzuki.co.jp


(*1)出願日:7月31日、出願番号:特願2019-141844
(*2)DPC(Diagnosis Procedure Combination)コードとは、傷病名や手術の有無、重症度等を識別する14桁の番号のことです
*記載されている会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
*プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後、予告なしに変更されることがございますのでご了承ください。

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