洗濯ばさみUSBメモリーの容量は8GB
焼き文字エンボスという付加価値が衝動買いの理由
もともとナチュラルな木製の洗濯ばさみは、日本橋の有名なおいしい“いもけんぴ屋”さんが標準クリップとして採用したり、ステーショナリーショップでメモクリップとして売られていたり、美術館のミュージアムショップではけっこうイベントの限定商品として人気だ。
テクノロジーの進化で、すでに小指の先くらいまでコンパクトになったUSBメモリーをふつうサイズの洗濯ばさみの先っちょに埋め込む作業は簡単だ。しかし、それを思いつくことは素晴らしい。かくして木製のクラシカルな洗濯ばさみUSBメモリーは誕生した。
今回衝動買いした洗濯ばさみ型USBメモリーの容量はたったの8GB。しかし、筆者が製品企画に関わった世界初の“USBメモリーキー”の容量は、その1/1000の8MBだ。今思えば他社の参考になるデザインも皆無だったので、キーホルダー的なおもしろい外観デザインだった。
これだけさまざまな形状、サイズのUSBメモリーが市場に多数存在する現在でも、木製のUSBメモリーはそれほど多くはない。まして、その外観が洗濯ばさみ型なら“ダサい”の底をブチ抜いて、一気に頂点のクールなゾーンに乗っかってしまう。
木製と言えば、某大臣が付けていた竹の腕時計がウケているが、ナチュラルなステーショナリーにも木製の商品は多い。そういうアイテムとなら、多少外観はおもしろくても洗濯ばさみ型のUSBメモリーはマッチする。書類を挟んでもなかなか似合いそうだ。
さて、たった8GBで秋葉原やネット価格ならせいぜい数百円のモノにこだわって、なぜ衝動買いしたかをご紹介したい。実は、画像を見ていただければ分かるよう、洗濯ばさみUSBメモリーにはこのコラムのタイトルである“T教授の戦略的衝動買い”という文字が焼き文字的にエンボスされている。
エンボスされている焼き文字は漢字6書体、英字4書体の合計10個の書体の中から自由に選択でき、基本的には洗濯ばさみ型USBメモリーのバネより右側の横幅に収納できれば大丈夫のようだ。
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