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DataRobot、シリーズEで2億600万ドルの資金調達を達成

DataRobot, Inc.
2019年09月18日

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DataRobot, Inc.
Sapphire Venturesが主導した資金調達でデータ活用の推進とAIサクセスを実現

機械学習の自動化(AutoML)を生み出した DataRobot, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO: Jeremy Achin、以下 DataRobot)は、本日、Sapphire Ventures主導のシリーズEラウンドで2億600万ドルの資金調達を発表いたしました。これにより、資金調達の総額は4億3100万ドルとなりました。なお今回の資金調達には、新たにTiger Global Management、World Innovation Lab、Alliance Bernstein PCI、EDBIからの出資を受け、DFJ Growth、Geodesic Capital、Intel Capital、Sands Capitalなど以前からの出資企業も持ち株比率を大幅に高め、NEAとMeritechも参加いたしました。


PwCによれば、AIが2030年までに世界経済にもたらす経済効果が15.7兆ドルに達する可能性があると予測しています。しかし、これだけの規模に達するためには、より幅広いユーザーがAIを活用していく必要があります。DataRobotは、企業規模や業界に関わらず全ての組織がAIによるデータ活用を実現できるよう注力しており、その実現のために世界有数のデータサイエンティスト、エンジニア、ビジネスリーダー、ソートリーダーたちが集結しています。機械学習の自動化によってAIの効率的な活用が進み、ユーザーにとって身近な存在になれば、企業のAI導入も容易になり、従来の手法よりもパフォーマンスを向上させます。結果として、市場シェアを低コストで獲得できる可能性が高まります。

すでにWalmart Canada、The Chicago Bulls、Deloitte、Kroger、Humana、Hearst Magazinesなど、世界有数規模の企業や組織がDataRobotを導入し、売上高や収益の増加、コスト削減、顧客満足度向上、テクニカルチームの生産性向上などに成果をあげています。その高い有用性で、カスタマーの急速な成長を支えてきたDataRobotの直近のマイルストンを下記にご紹介します。

●フォーチュン50掲載企業の3分の1が導入
●2015年の市場参入以来、経常収益は毎年3桁成長
●1日250万個の機械学習モデルが顧客によって構築されており、DataRobotのクラウド版で構築されたモデル数は10億個を突破
●フォレスター・リサーチ社によるForrester New Wave™(2019年度第2四半期版)の機械学習自動化ソリューション部門(The Forrester New Wave™: Automation-Focused Machine Learning Solutions, Q2 2019)で「リーディングカンパニー」として認定、ガートナー社のマジック・クアドラント(2019年版)データサイエンスおよび 機械学習プラットフォーム市場(Gartner’s 2019 Magic Quadrant for Data Science and Machine Learning Platforms)において「ビジョナリー」に選出、またCB Insightsが選ぶ「AI分野における最も有望な企業100」に選出

今回のシリーズEで調達した資金は、Automated Machine Learningや、Automated Time Series、MLOps といった機能を含むDataRobotの継続的な開発および今後の戦略的買収などに投資することで、成長の勢いをさらに加速してまいります。DataRobotは、開発に100万時間以上を費やし、また複数の戦略的買収を実施することで機能強化を加速してきました。最近ではParallelMを買収し、業界をリードする機械学習基盤(MLOps)を提供しています。AIプロジェクトを成功に導くための当社の総体的手法は、35か国以上に広がる多種多様なお客様とのプロジェクトの経験を元に、都度細かく調整されています。

今回の資金調達について、Sapphire Venturesの社長兼マネージングディレクターであるJai Dasは、次のように述べています。
「AIは世界の仕組みを根本から変えつつあり、DataRobotは、すべての企業がAIを活用できるようイノベーションを推進し、企業の価値を高めるという約束を果たそうとしています。DataRobotが自らの挑戦の規模を拡大し、研究開発や戦略的買収によってプラットフォームの機能拡張を進めている中で、更なる出資を実現できたことは大変喜ばしいことです。世界トップクラスのスピードで成長しているDataRobotというAI企業を、これからも支援できることを楽しみにしています。」

DataRobot共同創設者兼CEOのJeremy Achinは、次のようにコメントしています。
「投資家の皆さまが、当社が掲げる前例のないビジョンと私たちの実行力を信じて下さったことに深く感謝しています。我々が生み出した画期的な製品が、お客様のビジネスに変革と成功をもたらしていることを誇りに思います。」

※当資料は、2019年9月17日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。
オリジナル版: https://www.datarobot.com/news/press/datarobot-announces-206-million-series-e-funding-round/

■Sapphire Venturesについて
Sapphire Venturesは、革新的なテクノロジー企業を、世界規模で業界をリードする企業に成長させる支援を実施しているベンチャーキャピタルです。20年近く培ってきた経験やグローバルな企業ネットワークを活用し、支援先の企業が急速に成長できるよう、資本やリソース、専門知識を投じています。ビジネスの種類は企業向け、一般消費者向けなどを問わず、ビジネス開発やオペレーショナル・エクセレンスの実現に役立つ強力なプラットフォームを提供し、成長の加速を支援します。直接的な成長投資とアーリーステージ向け投資で25億ドルを管理しており、スタートアップ企業をグローバルステージに引き上げる態勢を整えています。

■「DataRobot, Inc.」について(製品詳細URL:https://www.datarobot.com/jp/
DataRobotはあらゆるレベルのユーザーが機械学習・AIを迅速に活用、ビジネスへ展開するためのエンタープライズ向け機械学習自動化プラットフォームを提供しています。数百種類におよぶパワフルなオープンソースの機械学習アルゴリズムから成るライブラリを組み込んだDataRobotのプラットフォームは、予測モデルのトレーニングと評価のプロセスを自動化し、またそれらを同時並行に行うことで、大規模なAI処理を可能にします。DataRobotはあらゆる規模の組織や企業が、最速でAIの導入と活用を成功できるようにサポートいたします。

日本では、すでに明治安田生命保険相互会社、ヤマトホールディングス株式会社、パナソニック株式会社、三井住友カード株式会社などを含む幅広い企業で導入され、成果をあげています。

■ 商標関連
・「DataRobot」はDataRobot, Inc.の登録商標です。
・その他の会社名、製品名、サービス名等は、各社の登録商標または商標です。

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