舞台は2019年神室町、前作の後の時代を描く
続いて、同シリーズのチーフプロデューサーの横山 昌義氏が登壇し、本作の物語やゲームシステムについて紹介した。
龍が如く7 光と闇の行方は、龍が如く6 命の詩。の後の物語で、2019年の神室町が舞台となる。ただ、前半は春日の半生を描く。自分の指と引き換えに命を救ってくれ、実の父親のように慕っている“おやっさん”である荒川真澄の願いにより、組織のために犠牲になり刑務所に入ることになる。
ティザームービーのとおり、出所後恩人である荒川から銃口を向けられ、すべてを失った春日は横浜・伊勢佐木異人町にたどり着く。18年の間に何が起こったのか、2019年の神室町で何が起きているのかが、物語の根幹部分になるという。
また、物語のカギとなる人物も紹介。先述した荒川真澄は、中井 貴一さんが演じるほか、荒川組の若頭である沢城丈を堤 真一さん、伊勢佐木町で出会うホームレスのナンバを安田 顕さんが演じる。
中井さんの演技について横山氏は「龍が如くシリーズはアフレコではなく、先に声をとってからキャラクターの動きを当てはめていくのですが、中井さんの声を聴くと、荒川が動く姿が浮かぶんです。モーションアクターに重ねてみてもほとんど違和感がなく、足が震えるほどすごいなと驚きました」と絶賛していた。
沢城は春日に対して一番あたりが強く、厳しくしつけるため、春日は殺されそうになるくらい怒られるのだという。それは、春日が神室町で生まれ育ったこともあり、街の住人とも仲が良く、極道的によくないという想いがあるからとのことだ。
堤さんについて横山氏は「沢城はあてがきのような感じだったのですが、私がファンなので声を聴いて興奮していたら堤さんに春日よろしく『うるさい』と怒られてしまいました(笑)」と述べた。
ナンバは、元看護士という経歴を持つがいろいろな事情があって横浜でホームレス生活をしている。荒川に撃たれた春日の治療をしたのがナンバだが、助けたかったのではなく死なれたら困るから致し方なく、釣り糸で適当に治療したとのこと。ナンバは、春日にお金の大切さや、生きていくということを教えていく。目的は別々だが、成り上がるという目標を掲げた相棒のような役になるとのことだ。
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