ここ最近のXperiaシリーズでは、カメラアプリに「レンズ補正」機能があります。この機能はカメラレンズの特性で生じるゆがみを補正してくれる機能です。レンズの特性で生じるゆがみは、そのレンズやカメラの個性とも言えるものなのであまり気にする必要はありませんが、たとえばポスターやホワイトボードを複写するときなど、ゆがみなく撮影したいケースもあります。
購入した「Xperia 1(SO-03L)」でももちろん「レンズ補正」が利用可能です。しかもXperia 1はアウトカメラに超広角、標準、望遠と3つのレンズを装備。そこで、それぞれのレンズで撮影した場合、どれくらい補正効果があるのかチェックしてみました。
まずは標準から。レンズ補正機能のオンとオフを切り替えて撮影。レンズ補正機能をオフにしたときのほうが若干樽形にゆがんでいるように見え、機能をオフにしたときの方がタイルの線がしっかりとまっすぐになっています。とはいえ効果としては微妙なところです。
次に2倍の望遠。こちらはレンズ補正機能のオンとオフでの作例を見比べてもほとんど差はありません。このレベルならレンズ補正は気にせずに撮影しても問題なさそうです。
最後に超広角での撮影。一般的にカメラレンズは広角になるほどゆがみが大きくなります。実際Xperia 1でも超広角で撮影すると、レンズ補正機能オフではかなり強めのゆがみになります。これがレンズ補正機能をオンにするとタイルの線もまっすぐになっており、かなり強力な補正がかかります。
ただし撮影できる範囲は狭くなっています。これではせっかくの超広角レンズがもったいない感じもしますね。また広角レンズのゆがみはそれ自体が味なので、通常の撮影ではレンズ補正機能はオフで良さそう。
レンズ補正は、2倍の望遠なら気にしなくてオーケー。標準でもポスターやホワイトボードを構図に目一杯で納める場合はレンズ補正オンに。超広角は通常はオフにしておいて、ゆがみなく撮影したい被写体の場合のみオンにするという運用でよさそうです。
※Xperia 1(SO-03L)/Android 9で検証しました。
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