このページの本文へ

業界人の《ことば》から 第357回

PC-8001発売40周年はPC業界盛り上げのきっかけになるのか

2019年08月26日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

半分は自社製品の説明

 小松社長は「この業界に入るきっかけになったのは、NECのPC-8001が最初であり、大学時代にバイトをして購入したのがPC-9801であった。ゲームやワープロが出始めたときに、RAMボードやハードディスクを増設していじっていた。思い出に深く残っている」と、自らがNECPCで育ったことをカミングアウト。

 一方で「40年間に渡るPCの進化を実感している。NECのPCは、軽くて、デザインがよく、筐体がしっかりしている。ここまで仕上げるのは難しい」と評価しながらも、

 「当社のPCは、クリエイターPCの『DAIV』などハイエンドに特化した形で製品化しており、24時間365日のサポートなどの特徴がある」などと語りはじめ、約4分間のうち、半分を自社製品の説明に費やすというメッセージ内容。

 「各社がいろいろな技術やアイデア、視点を用い、それを製品やサービスの形で提供して、マーケット全体を盛り上げていくのがPC業界の得意なやり方である」として、競合関係にあるPCメーカー同士が連携しながら日本のPC市場を盛り上げていくことを示した。

カテゴリートップへ

この連載の記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ