半分は自社製品の説明
小松社長は「この業界に入るきっかけになったのは、NECのPC-8001が最初であり、大学時代にバイトをして購入したのがPC-9801であった。ゲームやワープロが出始めたときに、RAMボードやハードディスクを増設していじっていた。思い出に深く残っている」と、自らがNECPCで育ったことをカミングアウト。
一方で「40年間に渡るPCの進化を実感している。NECのPCは、軽くて、デザインがよく、筐体がしっかりしている。ここまで仕上げるのは難しい」と評価しながらも、
「当社のPCは、クリエイターPCの『DAIV』などハイエンドに特化した形で製品化しており、24時間365日のサポートなどの特徴がある」などと語りはじめ、約4分間のうち、半分を自社製品の説明に費やすというメッセージ内容。
「各社がいろいろな技術やアイデア、視点を用い、それを製品やサービスの形で提供して、マーケット全体を盛り上げていくのがPC業界の得意なやり方である」として、競合関係にあるPCメーカー同士が連携しながら日本のPC市場を盛り上げていくことを示した。
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