スポーツがしたくなるような工夫も◎
また日々のトレーニングを記録する「ワークアウト」も充実している。選択できる種目は「ランニング」や「ウォーキング」「ランニングマシン」といったものから「ハイキング」「クロスカントリー」など「自由訓練」も含めて全部で12種類。
最新モデルでは「トライアスロン」も追加されているが、これは12月発売モデルもアップデートで対応する。ただしケースには耐塩水性能はないため、海での使用はできない。
「ウォーキング」でテストしてみたところ、トレーニング時間や移動距離、歩数のほか、心拍数や消費カロリーなども表示。「心拍数」が大きく表示される画面など複数のパターンで用意されており、上下のスワイプで切り替え可能。チェックしたい項目が見やすい画面に切り替えておくと、走りながらでも視認しやすい。
また運動の強度もインジケーターでわかりやすく表示。歩き始める前や止まって休止している状態だと左下の青い「ウォーミングアップ」を指し、歩き始めると緑の「脂肪燃焼」を指す。さらにここからランニングを始めると、黄色の「有酸素持久力」となり、ペースを上げるとオレンジの「無酸素持久力」。そしてハイスピードで走り始めると赤の「最大」となる。「有酸素持久力」で走りたいのに「無酸素持久力」になっていたら、ちょっとペースを落とそうなど、ディスプレーをみるだけで、どんな状態のトレーニングをしているのかがわかるので便利だ。
もちろんスマートフォンの「HUAWEI Health」から、詳細なデータもチェック可能。トレーニングルートをマップ上にアニメーションで表示する機能もあり、ログを見ているだけでもかなり楽しい。筆者はあまり運動が好きではないが、これならちょっと走ってみようかなという気にもなる。
睡眠データが取得できるのも◎。睡眠の質は「目が覚めた」「レム睡眠」「浅い睡眠」「深い睡眠」の4パターンで、それぞれどれくらいの時間かがわかる。
さらに取得したデータを元に睡眠改善のアドバイスなども提示してくれる。睡眠中に装着していてもバッテリーはあまり消費しないので、充電をあまり気にせずログが取れるのもポイントだ。
通知機能などスマートウォッチに必要な機能はしっかりとおさえていながら、普通に使っていても1週間以上はもつ高いスタミナ性。さらに日々の生活やトレーニングをキッチリと記録できる機能もある「HUAWEI WATCH GT」。
価格も実売価格で2万4500円前後と手頃でコストパフォーマンスは高い。バッテリー消費の問題で一度はスマートウォッチを諦めてしまったようなユーザーに是非試してもらいたい。