このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第538回

“Myショートカット”を持ち歩ける「ワンボタン キーボード」を衝動買い

2019年07月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

SNSのタグ付けがキータッチ1回で完了
メールのフットノートにも応用できそう

 ワンボタン キーボードが押されれば、“Windows”ボタンが押されたのと同じふるまいをさせることもできる。もちろん“Ctrl”“Alt”“Del”の3キーを組み合わせて、ワンボタン キーボードを押せば筆者の好きな“リブート”“タスクリスト”を表示することもできそうだ。

 残念なのは、制御キー名一覧にIBM PC系にはよくあるはずの“Print Screen”キーが見当たらず、画面コピーをワンキータッチで目論んだが未だに実現できていないことだ。アップル系は“cmd”キーと“option”キーが用意されているのでできそうだ。

 なので、今のところ筆者は友人たちと作っているタイベック(TYVEK)製かばんの関連で、SNSへの書き込みでよく使う少し長めの“#ThinkingPowerProject”のタグ付けに使っている。ワンボタン キーボードをたった1回タッチするだけで、一気に文字列がカーソル位置に送り込まれるのはなかなか便利で楽だ。

筆者は先人の素晴らしい資産のソースコードを拝借して、ワンボタン キーボードが押されたときにだけ「#ThinkingPowerProject」のタグが送り出されるように設定した

 もちろん、何十年間もサボっていたプログラミング能力が即席で成長するわけではないので、ネット上やワンボタン キーボードのウェブサイトにある先人のありがたいソースコードをバッチリ拝借、ほんの一部を書き換えるだけでありがたくワンボタン キーボードが“使えるキーボード”に変身してくれる。

 筆者の場合は自宅ではなくても、出張先のホテルでもオンザウェイでも、ポケットに機能転送されたワンボタン キーボードさえあれば、SNSやそのほかの環境でタグ付けは楽勝なのだ。

FacebookやTwitter、ブログなどに予め決めたタグがキータッチ一発で入力できるのはなかなか便利だ。メールなどの臨機応変なフットノートにも使えそうだ

 これ以外にもゲームアプリへの応用も考えられそうだが、パソコンゲームを一切しない筆者には思い当たるところがない。もちろん、文字列ならいくらでも長い文章を送り出せるので、状況や宛先によって、付けたり付けなかったりするメールのフットノートなどにも応用できそうだ。

 その後の情報で、Print Screenキーがなくても“Windows”+“Shift”+“S”キーでスクリーンキャプチャーができそうだが、マウスカーソルで保存領域を選択する必要がありそうで、やはりワンボタン キーボードのワンタッチでは実現しそうにない。

 一昨年、昨年と2年越しに遊んでいた「Reboot Anytime」をクラウドファンディングで作って遊んで以来、キースイッチが大好きになってしまった。

 今回の衝動買いのブツも、単なる超シンプルなハードウェアというところに惹かれてしまったワンボタン キーボードだが、アプリの心のあるユーザーならさらなる楽しみを見出すことのできるおもしろいガジェットだろう。

役に立つもの、まったく役に立たないモノ……いずれもキースイッチガジェット大好きな筆者の衝動買い対象アイテムだ

T教授

今回の衝動買い

アイテム:TOKYO FLIP-FLOP「ワンボタン キーボード
・購入:秋葉原ラジオデパート“家電のケンちゃん”
・価格:2700円(税込)


T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン