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HTC NIPPON、アイトラッキング搭載「VIVE Pro Eye」を国内向けに販売

2019年06月17日 13時50分更新

文● 高橋佑司

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 HTC NIPPONは6月17日、アイトラッキング技術搭載のVRデバイス「VIVE Pro Eye」と、スタンドアローン型VRデバイス「VIVE Focus Plus」を国内向けに販売すると発表した。販売開始は6月28日から。

 希望小売価格はVIVE Pro Eyeが20万1009円、VIVE Focus Plusが9万6930円。

 VIVE Pro Eyeは、既存の「VIVE Pro」に眼球の動きや焦点をトラックするアイトラッキング技術を搭載したヘッドマウントディスプレー。

 アイトラッキングによって、視線の動きを可視化したヒートマップを作成することで、ユーザーの意思決定までのプロセスを把握するなど、アンケートなどではわからないデータを取得することが可能。

 視線に基づいてグラフィック解像度を制御し、「ユーザーの目線の中心から外れた部分ではグラフィックの解像度を落とす」など、 GPUのレンダリング負荷を軽減することも可能となる。

 また、視線だけでの操作メニューを実装し、コントローラーを使わずにポイント、選択、ズームなどの操作も可能。VRアバターと目線の動きを同期させることで、バーチャル空間での豊富なアバター表現もできる。

 製品スペックは、ディスプレー解像度が片目あたり1440×1600ドット。リフレッシュレートは90Hz。視野角は110度。接続はUSB Type-C、DisplayPort 1.2、Bluetooth。センサーはSteamVRトラッキング、Gセンサー、ジャイロスコープ、近接センサー、IPDセンサー、アイトラッキング。

 VIVE Focus Plusは、PCなどに接続することなく使用できるスタンドアローン型VRデバイス、VIVE Focusの進化版とのこと。

 新素材の採用や設計の見直しにより、ヘッドマウントディスプレーをさらに装着しやすく改良しているとのこと。

 また超音波式の6DoFのセンサーや感圧式入力のトリガーを搭載したコントローラーを付属しており、より直感的な操作感を実現するとのこと。

 製品スペックは、ディスプレー解像度が片目あたり1440×1600ドット。リフレッシュレートは75Hz。視野角は110度。センサーはインサイドアウト6DoF。内蔵メモリーは32GB/4GB(ROM/RAM)。SoCはSnapdragon 835。

 バッテリー持ち時間は最大約3時間。

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