同価格帯のIntel Core Sシリーズと比較して高性能、低消費電力で魅力増大
第3世代 Ryzenは既にCOMPUTEX TAIPEIで発表されていた通りで、Ryzen 9 3900Xが499ドル、Ryzen 7 3800Xが399ドル、Ryzen 7 3700Xが329ドル、Ryzen 5 3600Xが249ドル、Ryzen 5 3600が199ドルとなっている。なお、GPU内蔵版は従来製品と同じ12nmで製造されるいわゆる”リネーム品”で、Ryzen 5 3400Gが149ドル、Ryzen 3 3200Gが99ドルとお買い得な価格に設定されている。
AMDではその価格帯からRyzen 9 3900XがCore i9-9900K、Ryzen 7 3800XがCore i7-9700K、Ryzen 5 3600XがCore i5-9600K、Ryzen 5 3600がCore i5-9600にそれぞれ対抗する製品と位置づけており、PCゲーミングのフレームレートではほぼ同等の性能、コンテンツクリエーションでは上回る性能というベンチマークデータを公開している。
こうしたデータを見る限りはIntelに比べて高い性能を持っていることが見て取れ、かつ消費電力はIntelより低くなっており、IntelのCPUが物不足で足りないという現状の中では、自作PCユーザーにとってRyzenを選択する意味がさらに増してきた、そう言えるのではないだろうか。