ベースモデルとの大きな違いは「フィールドコンポジットバンド」

カシオ 耐久性・装着性抜群の限定スマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30SC」レビュー

まず留め具を開いてから、プッシュボタンを押して三つ折れを開放する

中留にもユーザーに合わせた工夫が随所に

　中留は三つ折れプッシュ式で、取り外すにはロックの役割をする「留め具」を外さないと、プッシュボタンにアクセスできないようになっている。脱着などにひと手間かかるが、そのぶん簡単には外れないようになっているので、アウトドアでハードに使うユーザーにはピッタリだ。

通常の状態（左）と最大限に伸ばした状態（右）で、可動範囲は実測で約6mm

　またアジャスター機構を採用しているため、中留のプッシュボタンを押すことでベルトの長さを微調整することができる。ボタンを押しながら引っ張ったり押し込んだりすると、実測で6mmほど動くようになっており、夕方など手首がむくんでキツイときに手軽に調整できるのは便利だ。

バンドはバネ棒で、本体に固定されている

　WSD-F30SCは、特別モデルだけあって高級時計に多用されるデザインのように本体とバンドの間に「すきま」を作らないスタイルを採用している。そのため、バンド交換には工具が必要となる。

　レギュラーモデルのWSD-F30のソフトウレタンバンドはスライド式レバーで簡単に着脱でき、スキーウエアなどの上から巻ける別売りの純正アクセサリー「クロスバンド」と簡単に付け替えできたが、WSD-F30SCのフィールドコンポジットバンドはバネ棒を使用している。フィールドコンポジットバンがウリのモデルだけに、バンドを付け替えて使用するユーザーは少ないとは思うが、いずれバンドを付け替えたいユーザーは注意が必要だ。