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柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第97回

PDFに入れた注釈の対応漏れを防ぐ新機能「チェックボックス」を利用してみる

2019年06月04日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

提供: アドビ

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「チェックボックス」機能は無料のAcrobat Reader DCでも利用可能

 チェックボックスは、無料のAcrobat Reader DCでも利用できる。また、チェックボックスにチェックが付いたPDFを開くと、設定を有効にするかどうか聞いてくるので「はい」をクリックする。「今はしない」をクリックしても、後で「環境設定」から設定することは可能だ。

チェックボックス付きのPDFファイルを開くと、設定を有効にするかどうか聞いてくる

 注釈を一覧表示したり、印刷する際、チェックボックスにチェックが付いているものだけに絞り込むことも可能だ。まずは、フィルターアイコンをクリックし、「チェック済み」をクリックする。ほかの条件も指定したら「適用」をクリックすればいい。逆に、「未チェック」だけを抽出することも可能だ。

 チェック済みで絞りこんだコメントだけの一覧を作成したり、印刷することもできる。対応しなかったり、意味がよくわからなかったコメントを非表示にできるので、文書がすっきりする。

「注釈をフィルター」をクリックする。注釈は全部で6件

「チェック済み」を選択し、「適用」をクリックする

チェック済みの3件に絞り込めた

「・・・」メニューから「注釈の一覧を作成」をクリックする

「現在表示されている注釈のみ」にチェックして、「注釈の一覧を作成」をクリックする

チェックが入っている注釈だけを作成できた。同様の手順で印刷することも可能だ

 ステータス管理は不要なので、チェックフローを簡単にしたい時は、コメントのチェックボックス機能を活用しよう。

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