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なぜGoogleマップの地図は変えなければいけなかったのか

Googleマップの劣化原因「地図」になにが起こったのか?

2019年05月27日 09時00分更新

文● 西田宗千佳 撮影●四宮義博 編集●飯島恵里子/ASCII

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数ヵ月かかっていた「修正プロセス」を
「数時間から24時間」にするのが、新マップの目的

 「新しいマップの導入については、ローカル(日本)のチームと共に、できる限りいいものを、考えながら進めました。しかし、いくつかの部分で想定外の問題があったことは事実。品質については、常に重視しています。継続的にフィードバックを受けて、改善を続けています」と、グラスゴー氏は語った。

 シンプルに多くの人々が疑問に思うのは、「なぜマップのデータを変えなければいけなかったのか」ということだ。実は、彼の次のコメントに、答えの一端が含まれている。

 「できるだけ早い修正を心がけています。マップが公開されて24時間で43の高速道路を追加し、(通行できないはずの)私道をミュートし、地形の修正も多数、実施しました」(グラスゴー氏)

 「間違いなのだから直すのが当たり前だろう」と、そう思うかもしれない。だが一方で、「24時間以内に素早く修正を繰り返すという行為が可能になった」ということ自体が、新しいマップデータへの移行の大きな目的だった。

 「従来の日本向けマップでは、変更を加えるために数ヵ月単位の時間が必要でした。しかし、新しいマップであれば、フィードバックを受けてから数時間、数日単位で変更できます。たとえばこんなフィードバックがありました。(グラスゴー氏)

ユーザーの指摘により改善された実例。左が3月20日時点、右が3月22日の修正後

『新しいバイパスが3月10日にできましたが、地図にありません』

 このフィードバックを3月20日に受けたあと、地図には3月22日に反映されました。素早く修正できることで、結果的に、正確なマップをみなさんに届けられるようになったのです」(グラスゴー氏)

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