修正希望は「フィードバック」で!
ではどうすればいいのか? グラスゴー氏は「気がついたら、ぜひフィードバックを送って欲しい」と話す。
グーグルはSNSをはじめとした多くの情報を見ており、そうした場所で「どうも地図が正しくない」とつぶやかれている情報も、改善には活かしている。ただ、単にSNSでつぶやかれた情報は、内容の正しさの判断が難しい面がある。
そのため、正式なルートを通した「フィードバック」の方を優先に作業が行われている。だから「間違っている」と思った場合には、以下のリンクに説明されている手順で「フィードバックをするのが正しい」という。
Googleマップ フィードバックを送信する手順https://support.google.com/maps/answer/3094045
なお、「Googleマップでは、利用者が移動したデータを使っているので、地図の正確さに関するフィードバックは、(利用者が移動することで)自動的に行なわれる」という言説もあるが、「これは正しくない」とグーグル側は説明している。個人の移動履歴はあくまで「個人のデータ」として蓄積されているのであり、マップの改善のためのフィードバックデータとして使っているわけではない、と彼らは説明する。
そのためもあって「まずはフィードバックを」と、グーグルは働きかけているのだ。すでに説明されている通り、Ground Truthの効果として「フィードバックは迅速に反映できる」ようになっているのが、ある意味で不幸中の幸いである。
では、「反映の高速化」や「オフライン・マップ」など以外に、これからの地図としてのGoogleマップの進化はどうなるのか? その点は、次回のレポートで解説したい。