第141回 このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

3万円台で5000mAhのバッテリー「ZenFone Max Pro(M2)」は買って損なしの1台!

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

パフォーマンス、スタミナともに満足必至

 OSはAndroid 8.1。ベーシックなAndroidを、ほぼそのまま使う「ピュアAndroid」を採用している。「ZenFone」シリーズは、従来「ZenUI」というメーカー独自のUIを組み込んだカスタマイズOSを採用していたが、それを廃止した形だ。個人的には、便利な独自機能がたくさんあって、自分に必要なものを選んで使える「ZenUI」は気に入っていたのだが、初めてASUSのスマホを使う人にとっては、ピュアAndroidのほうがシンプルでわかりやすいだろう。

ホーム画面

アプリ一覧画面

「FMラジオ」アプリがプリインされていて、同梱のイヤホンをアンテナにして受信できる仕組み。ただし、受信できるのは87.5MHz~107.5MHzで、日本では聴ける放送局には制約が生じる

 CPUはSnapdragon 660(最大1.95GHz オクタコア)。メモリーは4GBで、内蔵ストレージは64GBという構成だ。筆者は普段、ウェブやSNSの閲覧、カメラ、「YouTube」などのアプリを使うことが多い。ゲームも、マルチタスク操作も試してみたが、動作に不満を感じることはなかった。ベンチマークを測定する「AnTuTu Benchmark」で3回測定して結果、最高スコアは「130394」だった。ミドルクラス機としては上々のスコアといえよう。

スマホのパフォーマンスを比較する目安がわかる「AnTuTu Benchmark」でベンチマークを測定した。最高スコアは「130394」だった

 バッテリーは、期待していた通りに長持ちした。筆者が使用したのは1週間で、日によって使い方にもかなり差があったが、朝、満充電の状態で出かけて、夕方になっても70%以上の電池が残っていて、うわっと驚いたりもした。標準的な使い方であれば、2日間は余裕で持つだろうし、電話やメールが中心のライトユーザーなら、さらに長く使えるはずだ。ただ、ひと言だけ本音を添えておくと、充電時間はややかかるように感じた。

電池持ちには自信があるためか、メーカー独自の省電力モードなどは搭載されていない。Android標準の「バッテリーセーバー」のみ搭載

 なお、ZenFone Max Pro(M2)はOTGケーブル(別売)を用いて、他のデバイスを充電できるリバースチャージ機能も備えている。つまり、ZenFone Max Pro(M2)をモバイルバッテリーとしても使えるわけだ。ただし、筆者はこの機能を試せておらず、これを必要とする人は限られるのではないと思っている。

過去記事アーカイブ

2024年
01月
02月
03月
04月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
08月
09月
10月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月