米HPは4月23日(現地時間)、デジタルテキスタイルプリンター「HP Stitch S プリンター」シリーズにおいて、「HP Stitch S300 プリンター(64インチ)」「HP Stitch S500 プリンター(64インチ)」「HP Stitch S1000 プリンター(126インチ)」と、同シリーズ向けの昇華転写紙を発表した。米国での販売開始は4月23日から。
全モデル共通して、高速で正確なカラーマッチングにくわえ、効率的で印刷プロセスの簡素化を実現できるという。HP サーマルインクジェット・テクノロジーと、業界標準の色材を組みあわせており、優れた色の耐久性を保証するとのこと。内蔵分光測色機を採用することで、高速かつ正確なカラーマッチングを実現可能としている。
HP Stitch S300 プリンターは、ユーザーが交換可能なプリントヘッドを搭載しており、製品のダウンタイムとサービス費用を削減。初めて昇華プリンターを使用するプロフェッショナル、プロトタイプ制作部門、プリントプロバイダー向けに最適とする。
HP Stitch S500 プリンターは、昇華後の色を予測して再現することで、プロダクション環境でメディアの無駄を削減。左右対称の2つのCMYKのプリントヘッドと、「Optical Media Advance Sensor」を採用しており、高精度で高速の1パスモード印刷を実現する。大量プリント環境に適しているとのこと。
同シリーズ向けの昇華転写紙は、昇華型インクとの一体のシステムとして設計およびテストを実施。卓越したイメージ品質とカラーの一貫性を実現するとうたう。
4月24日〜26日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催されるISA 2019で初展示する(ブース番号1935、1919)。HP Stitch S1000 プリンターは同イベントで招待者限定で公開し、5月のFESPA 2019で一般公開する予定だという。
5月14日〜17日までドイツのミュンヘンで開催されるFESPA2019と、6月20日〜6月26日までスペインのバルセロナで開催されるITMA 2019のHPブースでは、事前登録制の日本語ブースツアーを開催。ブースツアーはイベントページで登録を受け付けている。