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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第175回

米海兵隊の記念品にブルドッグとシーサーが融合した置物がありました

2019年04月14日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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ブルドッグは米海兵隊のマスコット

 シーサーはご存知のとおり沖縄の魔除けの像。古代オリエントで信仰されていたライオンが中国に伝わって獅子となり、さらに中国から沖縄に伝来してシーサーと呼ばれるようになったのだそうです。

 じゃあなんでブルドッグなのかというと、ブルドッグはアメリカ海兵隊のマスコットなのです。

 第一次世界大戦末期の1918年6月、パリに迫りつつあったドイツ軍に対し、ベローの森の戦闘で米海兵隊が参戦してこれを撃退。このときの米海兵隊の粘り強さと勇敢さを見たドイツ軍が米海兵隊を「魔犬(Teufel hunden)」と呼び、それを気に入った海兵隊が自らをブルドッグと自称するようになりました。

 そして海兵隊の募集ポスターに海兵隊の紋章付きのヘルメットをかぶったブルドッグが描かれ、正式に海兵隊のマスコットとなったのです。

 1922年にジグス(Jiggs)という名前の本物のブルドッグが入隊。4年後に亡くなった際は軍葬の礼に則って埋葬されたそうです。1957年には伝説の海兵隊員と呼ばれるルイス・B・“チェスティ”・ブラーのニックネームから名付けられたチェスティ(Chesty)がマスコット犬になり、その子孫であるチェスティ15世が2018年に入隊を果たしています。

 この記念品がつくられた翌年2018年は戌年だったので、それもあってブルドッグをモチーフに選んだのかもしれませんね。

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