富士フィルムの「X-T30」を持って
外に出よう!
すっかり春になりましたなあ。ということで前回に引き続き、富士フイルムの「X-T30」で猫を撮る話。
X-T30とレンズ数本を持って猫散歩である。撮影をひとつ終えた後、そういえば近くに猫がいっぱいいる公園があったよな、と立ち寄ってみるけど姿が見えない。公園では子供たちが遊んだり隠れたり走り回ったりしているので、たまに猫の姿をみかけても走る子供たちに驚いてさっと逃げちゃう。
猫は子供たちを怖れてるのである。まあ普通に考えて、猫を見つけると遠慮なく走ってくるし、逃げると追うし、大きな声だすしで猫的には警戒せざるを得ない。しょうがないので桜でも撮りながら公園内をぶらぶらしていると、人が大勢くつろいだり遊んでいる公園の真ん中近く、日当たりがよいとこで座り込んでるおばさまがいる。
もうこれはアレしかないですな、というわけで、猫を脅かさないようそっと近づき、挨拶して、撫でている姿を撮らせてもらった。それが冒頭写真。近所に住んでいて、いつも猫に会いに来るそうで、常連さんなのだ。猫の方も警戒心ゼロでされるがまま。ごろんと転がっておなかまで撫でさせてる。
遊び回ってる子供、ベンチでくつろいでいるスーツ着てる人、おしゃべりに興じるおばさま方などに囲まれて、そこだけ不思議な空間になっているのであった。
ネコ好きの人って猫を撫でてるとき周辺なんて気にしないものね。面白いもので、最初の1匹に出会えると、2匹目3匹目は比較的すぐあらわれる。たとえば、草むらの中で陽射しを浴びながらじっと座ってるキジトラ。何か動いた気がして目をやると、ちょこんと座っていた。この猫は人が苦手なようで、見つからないよう隠れていたから、こちらも刺激しないようにちょっと遠くから望遠で。
草むらの猫を撮るときは手前の草や灌木にピントが合わないよう、AF枠を小さくして猫の目元を狙うべし。全デジカメが猫顔認識機能を持ってくれればいいのに。
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