パリにもまだ見ぬスマホメーカーが!
3月26日にファーウェイはパリで「HUAWEI P30」シリーズを発表しました。取材のためパリを訪問した筆者は3月27日にパリの家電量販店やキャリアショップを訪問。さっそく「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 Pro」が販売されており、来客たちの注目を集めていました。
もちろんファーウェイ以外にも、メジャーどころの製品がずらりと展示されています。ところがそれらに交じってあまり見たことのないメーカーのスマートフォンが堂々と販売されているのです。ここ数年ヨーロッパ各国では中国のODM/OEMメーカー品を自社ブランドで販売するメーカーが増えていますが、これらもきっとそんな製品なのでしょう。
Echoってどんなメーカー?
家電量販店などでスマートフォンを販売している「Echo Mobiles」。実はフランスのメーカーで、2015年創業。当初はフィーチャーフォンを販売していましたが、2016年からスマートフォン市場に乗り出しています。Echo Mobilesの最大の武器は「低価格」。フランスで低価格というと、Wikoが大手メーカーの半額以下の製品を多数そろえて成功した例がありますが、Echo MobilesはそのWikoを参考にした戦略を取っています。
Echo Mobilesには複数の製品ラインがありますが、価格は高くても150ユーロ(約1万8000円)以下。Wikoがカメラ強化で300ユーロ(約3万7000円)クラスの製品も投入しているのに対し、徹底的に価格勝負を挑んでいます。主力は「Horizon」シリーズで複数を展開。メモリー容量はやや少なめですが、カメラは1300万画素など必要十分な性能。誰でも買える国民機を目指しています。
なお、CPUはMediaTek製でDSDS対応モデルが多いものの、SIMスロットは「nanoSIM+microSIM」もまだあるなど、フィーチャーフォンからの乗り換えユーザーを考えたモデルを用意しているあたりが人気の一因なのでしょう。
フィーチャーフォンもわずかにラインナップに残していますが、今後はスマートフォンに特化していくとのこと。現在販売中のフィーチャーフォン「POP」はその名の通りポップな色合いのボディーカラーに、パッケージも同じ色で統一しています。

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