2019年の時計業界を展望!「バーゼルワールド2019」レポート 第5回
基板配置を見直しケース厚9.4mm
カシオ シリーズ最薄オシアナスマンタ「OCW-S5000S」世界限定200本
2019年03月24日 21時45分更新
カシオ計算機は、3月21日からスイス・バーゼルで開催している「バーゼルワールド2019」にて、「OCEANUS Manta(オシアナスマンタ)」の新製品「OCW-S5000S」を発表した。OCEANUSの発売15周年を記念したモデルで、世界限定200本。
基板配置を見直し、前製品より2.3mm薄いケース厚9.4mm
オシアナスマンタは、上質な仕上げと薄く美しいフォルムを追求したシリーズだが、これまでは基板の両面に配置していたパーツを片面に実装することで、前製品より薄いデザインに仕上げることができた。
OCW-S5000Sは、標準電波を受信し、かつモバイルリンク機能でスマートフォンとBluetooth経由で接続し、さらにソーラー充電システム「タフソーラー」を備えたモデルだ。
各電波に対応するアンテナを内包し、しかもタフソーラー用の二次電池はそれなりの大きさを保有したいと、ノイズを避けつつ高密度な部品配置が実現した結果が、OCW-S5000Sとなる。このあたりの回路設計は、機械式時計とは異なるノウハウが当然ながら必要で、一方でデジタル機器を手がけるカシオならではの強みを活かした設計だ。
見返しリングはサファイア24面カット、インダイヤルは白蝶貝
昨年発売した限定モデルは、ブルーのグラデーションを蒸着で施したサファイアガラスのベゼルであったが、2019年は文字盤を取り囲む見返しリングに24面カットを施したブルーグラデーションのサファイアガラスを配置した。
また見る角度によって表情の変わる、ブルーに着色した白蝶貝をインダイヤルにセットしたことで、エレガントなデザインとなった。
ケースとバンドはともにチタン製で、耐摩耗性を強化した新色のBlue-AIP加工を施している。
10気圧防水、標準電波受信、モバイルリンク(約300都市のワールドタイム設定機能)、ワールドタイム(27都市+UTC)、タフソーラー。サイズは縦48.8×幅42.4×厚さ9.4mm、質量約82g。
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