■iPad Airが復活、その意味は?
第3世代の「iPad Air」は、2014年のiPad Air 2以来の新モデルです。外観やサイズはiPad Pro 10.5とほぼ同じで、プロセッサーが「A12 Bionic」に強化された一方、リアカメラの画素数や、画面の120Hz表示の非対応など、一部がスペックダウンしています。
そもそも「iPad Airとは何だったのか」という疑問を感じるところですが、iPadはラインアップ全体を見ると「無印・Air・Pro」の3ライン構成になり、MacBookと共通化しています。
ペンシルはLightningで充電できる第1世代ですが、iPad Pro 10.5と同じ位置に周辺機器用のSmart Connectorを搭載。Smart Keyboardの製品型番はPro 10.5用と同じになっており、流用が効きそうです。
現時点では未確認ですが、一部コアユーザーの間で人気だった「iPad Pro 10.5を12.9インチ用のキーボードに載せる」裏技の復活にも期待しています。
価格の手頃さにも注目です。第3世代のiPad Airは、iPad Pro 10.5と比べて1万5000円下がっており、64GBのWi-Fiモデルならペンシルとキーボードの合計で税込み約9万円におさまります。
最新のiPad Proはプロ用途に寄っており、ハードルが上がりすぎていた印象がありました。新iPad Airはペンシルとキーボードを使ってみたい人のための入門機として、裾野の広がりが期待できます。
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