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業界人の《ことば》から 第335回

ルンバのアイロボット、ロボット掃除機を買わない3つの理由を越えるか

2019年03月20日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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今回のことば

「優れたAIが正しく動作するには、居場所を理解する必要がある。場所を理解せずに静かな図書館で大太鼓を叩いても、だれも評価してくれないのと同じである」(米アイロボットのコリン・アングルCEO)

「ルンバi7+」は「掃除の常識」を変えられるか

 アイロボットは、ロボット掃除機「ルンバ」の新製品「ルンバi7+」を発売した。「まったく新しいレベルの知能と自動化がもたらす『掃除の常識』を変える製品」と位置づける。

 それには2つの意味がある。ひとつは独自開発のimprintスマートマッピングで、ルンバ自らが家の間取りを学習して記憶。掃除する場所を自在に選べるという点だ。

 高性能センサーを活用した高速応答プロセス「iAdapt 3.0ビジュアルローカリゼーション」を搭載し、最大10フロアまでの異なる間取り図を作成。ルンバが自らの位置を正確に把握して、掃除を終えた場所と掃除をしていない場所を記憶することで、効率的に掃除ができる。

 また、リビングやキッチンなど部屋の種類を特定できるため、ユーザー自身が設定した部屋だけを掃除したり、曜日や時間ごとに掃除をする範囲を指定したりなどの掃除スケジュールの設定も可能だ。

 GoogleアシスタントやAmazon Alexaを通じた操作も可能で、リビングでテレビを見ながら、食べていたポップコーンを床に落とした場合にも「ルンバ、リビングを掃除して」といえば、テレビを見続けていても、落ちたポップコーンを勝手に掃除をしてくれる。

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