麺の太さはもちろんのこと
怒涛の100種類の素材表記で作り手をひるませる
さっそく作っていきましょう。スーパーカップ焼そば史上最太麺、ソースは最大量というのですから、調理の過程だけで驚かされるかも……と期待していたのですが、フタを開けると案外と普通っぽい。
フタを開けて焼きそばソースとふりかけを取り出します。熱湯を入れて5分、湯切りをしてソースとふりかけを入れるわけです。作り方も、なんというか、いたって普通ですね。
大容量ソースとうたってはいますが、あまり「大容量!」という大きさではありません。むしろ、圧があるのはふりかけです。なんと100種類の素材をすべて記載、しかもカタカナ表記統一で、文字の量で見るものをひるませます。
ほんとうに100種類あるのか気になりますが、仮に90種類ぐらいだったとしても「そんなに入っているならもういいや」という気持ちもします。一応チェックしてみたところ6行目冒頭に「クサイ」という文字列が目に入り、ドキッとしましたが、「ハクサイ」が改行されているだけですね。ここは編集者としてちょっと気になりました。
……と思ったら、なんとここに縦読みが仕込まれています。左に並んだ文字だけを縦に読んでみると、「エースコックマックスガンバリマシタ」という文章になるじゃないですか! こういう遊び心は、食べる前からニヤリとさせてくれますね。しかし、どれだけの人が気づくんだろうな、これ。
肝心の麺の太さは、お湯を入れる前からわかります。太いです。めちゃくちゃに太すぎるというほどでもないのですが、みっしりと詰まっている感じがあるのですね。お湯を入れてみたら、もっとすごくなるのではないか、と期待もしてしまいます。
ふりかけは100種類の素材が入っているだけあって、その香りも複雑……かといわれると、そうでもない気がしますね。明らかに覚えのある香りです。編集者としてはなかなか心苦しい表現を使うことを許していただくならば、「カップ焼きそばのふりかけの香り」と書くのがいちばん適切でわかりやすいでしょう。これがはたして味の決め手となるのか?
完成したところを見ても、「いうほど、麺が太いかなあ」と思うかもしれません。たしかにカップ焼きそばとして考えると太めではあるのですけれど、劇的に太い、極太、という風情ではありませんね。食べてみると、どうでしょうか。
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