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業界人の《ことば》から第333回

デジタルリインベンションの「第2章」とは

IBMデジタル戦略の切り札はレッドハット

2019年03月13日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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今回のことば

「オープンソースは、エンタープライズの90%の課題を解決できるが、残りの10%の課題は解決できない。このギャップを埋める必要がある。そこにIBMと一緒に取り組むメリットがある」(レッドハットのジム・ホワイトハーストCEO)

オープンソースの課題解決で協力が2社のメリット

 米IBMが2019年2月12日~15日(現地時間)に、米カリフォルニア州サンフランシスコで「Think 2019」を開催。米IBMのジニー・ロメッティ会長兼社長兼CEOの基調講演に、レッドハットのジム・ホワイトハーストCEOが登場して話題を集めた。

 米IBMは2018年10月に、レッドハットを約340億ドルで12ヵ月以内に買収すると発表。2人が公の場で、同じステージ上に登壇したのはこれが初めてのことだ。

 壇上でハグをしてホワイトハーストCEOを迎えたロメッティ会長兼社長兼CEOは、「この場に来てくれてうれしい」と語り、和やかな雰囲気のなかで対談が始まった。

壇上でハグをしてホワイトハーストCEOを迎えたIBMのロメッティ会長兼社長兼CEO

 ロメッティ会長兼社長兼CEOは、ホワイトハーストCEOが2008年にレッドハットに入社したときには5億ドルだった売上高を、10年間で約40億ドルへと成長させたことを紹介。ミッションクリティカル分野でのクラウド活用や、ハイブリッドクラウドが進展することになるデジタルリインベンションの「第2章」において、レッドハットの存在が重要になることを示してみせた。

 ホワイトハーストCEOは「ユーザードリブンによるイノベーションが進展するなかで、副産物として生まれたのが、オープンコミュニティーである。レッドハットは、そこに積極的に参加するとともに、オープンソースをエンタープライズ領域でも活用できるようにするための努力をしてきた」とし、

 「だが、オープンソースはエンタープライズの90%の課題を解決できるが、残りの10%の課題は解決できない。このギャップを埋める必要がある。そこに2社が一緒になるメリットがある」と語った。

レッドハットのジム・ホワイトハーストCEO

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