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デジカメ録画時間のびる説

2019年02月15日 16時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 今年からデジカメの動画撮影時間が30分以上にのびる──2月初めにそんなうわさが流れました。2月1日に発効した日欧経済連携協定(EPA)により、デジカメを含む工業製品にかかる関税が一部撤廃されたためです。

 デジタルカメラの動画撮影時間が30分未満だった理由の1つには「関税説」がありました。「動画が30分以上撮影できる」など以下の条件を満たすデジタルカメラは「ビデオカメラ」と分類され、デジカメより高い関税がかけられます。そのためメーカーが撮影時間を29分59秒などに制限したというものです。

・動画の解像度が800×600ドット以上
・動画のフレームレートが23fps以上
・動画の連続撮影時間が30分以上

出典:欧州官報(C:2016:214)
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/?uri=OJ%3AC%3A2016%3A214%3AFULL

 うわさでは日欧EPA発効でこの制限がなくなったことで連続撮影30分以上の仕様をデジカメにとりいれられるようになったのではないか、というわけです。たとえば、ソニーが1月16日に発売した「α6400」には動画撮影時間30分未満の制限がありません。ネットにはEPAとの関係を示唆する記事がありました。

 ただしソニー広報に確かめたところEPAとは無関係という話でした。

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