このページの本文へ

健康をサポートするスマートフォンアプリ「グッピーヘルスケア」

健康スマホアプリ「グッピーヘルスケア」を使った実証実験 小田原市で

2019年02月14日 16時40分更新

文● 南木義隆

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 小田原市とヘルスケアサービス/医療系人材サービスを提供するグッピーズは、健康管理アプリ「グッピーヘルスケア」を使って、健康増進及び健康管理を目的とした実証実験を実施する。期間は2019年4月1日から2022年3月31日。20歳以上の小田原市民が対象で人数制限はなし。

 グッピーヘルスケアは日々の活動をレコーディングするアプリ。ヨガ、ストレッチ、筋トレなどのエクササイズ動画の無料視聴や、グラフを用いた体重・体脂肪の管理、距離や消費したカロリーを計算する歩数計、スマホのカメラで食事を記録などの機能がついている。

 実証実験では「グッピーヘルスケア」において、事前に設定している健康増進や健康管理に寄与するポイント付与対象条件をクリアすると、ポイントが付与される。毎月規定以上のポイントを獲得した参加者に対し、抽選で毎月10名にAmazonギフト券1000円分がプレゼントされる。小田原市専用メニューでは、お知らせやイベント情報の確認もできる。

 小田原市は2013年に「小田原市健康増進計画」を策定。基本目標に「健康寿命の延伸」を掲げる。同計画のなかで重点的に取り組む事業のひとつとして、脳血管疾患による死亡率の高さに目を向け、同疾患予防についてプロジェクトとして取り組んでいる。

 脳血管疾患の原因である高血圧の予防について、減塩・適塩の普及に取り組むことで2017年には脳血管疾患死亡率は2017年には人口10万あたり88.9人まで低下し、現在は全国(人口10万人あたり88.2人)とほぼ同じ水準まで達したものの、神奈川県の67.2人と比較すると依然高い水準と言える。

 また運動やスポーツをまったくしていない人の割合は39.0%となっており、運動不足が懸念されている。そこで高齢層のスマートフォンの所有率増加を踏まえて、若年層から高齢者まで多数の市民の健康増進および健康管理に、スマホアプリを活用し、有効性を検証するのがねらい。

■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ