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ニール・アームストロングの息子であるマーク・アームストロングさんにインタビュー

映画『ファースト・マン』で描かれる人類初の月面着陸の裏側とは

2019年02月08日 17時00分更新

文● 八尋/ASCII

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当日は、テレビにかじりついて生中継を観ていた

月面着陸の瞬間は、世界中の人と同じように、生中継をかじりついて観ていたという

ーー月面に降り立った瞬間、母親がラジオにかじりついて聞いているシーンがあったのですが、当日の家の様子はどんな様子でしたか?

マーク:我が家は、親戚や友人など、たくさんの人が出たり入ったりでしたね。世界中と同じようにテレビの生中継を観ていたり、動けない母親の代わりに食事を用意してくれたり、気を紛らわしてくれていました。

 自分と兄は子供だったので、とても興奮していたのを覚えています。当時の衛星中継は音も映像もけっしてクオリティーの高いものではなかったので、耳をなるべく近づけていましたよ。まさにテレビにかじりつくといった感じでした。

 でも、映画でもまさしくそうだったように、たまたま父親が重要な使命を託されたというだけで、それ以外はとても平凡な家庭でした。これはミッションの前も後も変わらなかったことです。このあたりは本作でもとてもよく描かれていると思いますよ。

ーー最後に、アポロ11号は今のスマートフォンより劣った技術しか搭載していなかったと聞きました。それから月日がたち、様々なテクノロジーが進化してきました。今の技術でマークさんが気になっているものはありますか?

マーク:まず、アポロ11号のテクノロジーというのはスマートフォンどころか、今の車などのオートロックに搭載されている技術より劣ったものだったんです。今考えるとクレイジーですよね。

 テクノロジーで印象に残っているのは、マッキントッシュが登場したPC創世記ですね。大学時代でした。私も航空学や宇宙工学に進んでもよかったのですが、ソフトウェア開発に進んだので、テクノロジーに関しては興味がありすぎてパッとこれ! というものは思い浮かばないですね。

 ただ、父が20歳のときに、「私が生きているうちに人間が月に行くことは絶対にない」と言っていたそうです。そこから20年もたたずに実現してしまったので、結局技術に関しては、未来は予想できないと思っています。

 なので、若い人で様々な分野に興味があるばあいは、常にその分野にアンテナを張っておいたほうがいいなと思います。

ーーありがとうございました。


作品情報
作品名:『ファースト・マン』
原題:『FIRST MAN』
公開日:2月8日
監督/制作:デイミアン・チャゼル
出演:ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、カイル・チャンドラーほか
制作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、アダム・メリムズ、ショジュ・シンガー
脚本:ショジュ・シンガー
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ

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