RyzenゲーミングPC“松竹梅”、第二弾は最大8コア16スレッドの【松】【竹】編
10万円から組める快適でお得なRyzenゲーミングPC自作
2019年02月14日 11時00分更新
【竹】と【松】構成のパフォーマンスをチェック
ここからは、それぞれの構成のゲームパフォーマスを見ていこう。定番ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」をはじめ、実ゲームの「フォートナイト」、「レインボーシックス シージ」、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」のフレームレートを計測している。
MMORPGの鉄板FFXIVを快適プレイ
まずは定番ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を見ていこう。解像度は1920×1080ドットに固定し、描画設定は“高品質(デスクトップPC)”と“最高品質”で行っている。各テスト時のスコアーと平均フレームレートをまとめている。
「Ryzen 5 2600」と「GeForce GTX 1050 Ti」搭載の”竹”構成でも、スコアー指標は“非常に快適”を記録している。ただ、平均フレームレートは“最高品質”だと60fpsを切る52.5fpsまで落ちてしまうので、大規模レイド戦などでは厳しいところ。その点、「GeForce GTX 1060 6GB」の”松”構成は、“最高品質”でも平均フレームレートは79.6fpsと余裕あるフレームレートになっている。
ゲーミング液晶との組み合わせもあり
続いては、Ryzen APUの「Ryzen 5 2400G」搭載の“梅”構成でも、解像度と描画品質次第では60fps前後でプレイできる「フォートナイト」と「レインボーシックス シージ」で試していこう。
いずれも解像度は1920×1080ドットで実行。描画品質は「フォートナイト」が“中”と“高”で、リプレイデータを使って、約3分間のフレームレートを計測している。「レインボーシックス シージ」はゲーム内ベンチマークを“中”と“超高”で実行し、テストのなかで比較的重たい「エントランス」の結果をまとめている。
両構成ともに高リフレッシュレートのゲーミング液晶と組み合わせてプレイすることができるフレームレートになっているのがポイントだ。”竹”構成は、さすがに描画品質を“中”をベースに調節する必要はあるが、”松”構成なら描画品質“中”以上を狙っていける。
「PUBG」もギリギリプレイできる!
続いては、目標となるフレームレート60fpsを維持するには4万円アンダーのミドルレンジGPUでは、ちょっと厳しい重量級よりのゲームとなる「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」でのパフォーマンスを見てみよう。解像度はここまでと同じく1920×1080ドットに固定。描画品質は“低”と“高”で行っている。
ここまでとは異なり、「GeForce GTX 1050 Ti」と「GeForce GTX 1060」で、フレームレート差があまり出なくなっており、ともに最も低い描画品質となる”非常に低い”にせずとも、60fps前後でのプレイが可能になっている。ただ、“ドン勝”を目指すなら、常時60fpsを維持したいので、少しでもフレームレートが伸びるGTX 1060を搭載する”松”構成がオススメだ。
ただ、「PUBG」のような重量級のFPSゲームは、GTX1060クラスでは厳しいのも事実だ。重量級ゲームの快適プレイを目指すなら、“松”構成のCPUを6コア12スレッドの「Ryzen 5 2600」にダウンしつつ、予算を3000円程度プラスすることで、ビデオカードをNVIDIAの次世代GPU「GeForce RTX 20」シリーズ4兄弟の末っ子に位置する「GeForce RTX 2060」を搭載したPalit Microsystems「GeForce RTX2060 6GB GamingPro OC(NE62060T18J9-1062A)」(実売価格4万5900円)に変更することも可能だ。話題のリアルタイムレイトレーシングはもちろん、「GeForce GTX 1070 Ti」に迫る性能で重量級ゲームを快適に楽しめるようになるので、プレイしたいゲームによっては、こちらの構成もありだ。