このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第89回

先輩からもらったプレゼン用PDFをパワポに戻して編集してみる

2019年02月01日 14時30分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

注釈付きのPDFもPowerPointに変換可能

 レビューしてもらった資料をコメント付でPowerPointファイルに変換することもできる。書き出しするときにオプションを開き、「注釈設定」で「注釈を含める」にチェックを入れておけばいい。

 ただし、注釈の入り方が想像と違うかもしれない。PowerPointの注釈機能としてではなく、図形のようにスライドに描き込まれておりやや見にくい。1ウィンドウで修正作業するなら仕方がないかもしれないが、複数ウィンドウを並べ、注釈入りのPDFを見ながら作業した方が効率が良さそうだ。

「書き出し」画面の歯車アイコンをクリックし、「注釈を含める」にチェックを入れる

PDF(左)で入れた注釈が、PowerPointファイル(右)でも表示された

 PDFの任意の部分を選択して、そこだけをOffice文書に変換することも可能。選択範囲の右クリックメニューから「選択範囲を書き出し」をクリックすればいい。さくっと特定の領域だけを抽出したいときに便利だ。

PowerPointにしたい表示領域を選択して、右クリックメニューから「選択範囲を書き出し」をクリックする

ファイルの種類で「PowerPointプレゼンテーション」を選択し、保存フォルダーとファイル名を指定して保存する

選択範囲をPowerPointで開けた。もちろん、表組みも再現されている

 PDFファイルは、最終保存版のファイル形式というわけではない。フレキシブルにPowerPointやWord、Excelファイルに戻し、再編集できるのは覚えておきたいところだ。

■関連サイト

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

目からウロコのPDF使いこなし術【アクロバット連載100回記念放送】