コストと重量を同時に削った
13.3型ノートPCの領域では、富士通クライアントコンピューティングが、「LIFEBOOK UH-X」で698gを達成。NECパーソナルコンピュータも「LAVIE Hybrid ZERO」で、2in1ながらも、約769gを達成し、世界最軽量を競いあっている。実は、これらの製品には、軽量化に効果的なマグネシウムリチウム合金という素材を採用している。
だが、dynabook Gシリーズでは、それらと比較すると軽量化には不利なマグネシウム合金を採用。それでいて、これだけの軽量化を実現している。しかも、法人向けモデルはカスタムメイドサービスの選択によって、最軽量モデルで約739gも実現してみせた。
マグネシウム合金という一般的な素材を利用することで、20万円以下という、購入しやすい価格帯を実現している点がdynabook Gシリーズの特徴であり、富士通クライアントコンピューティングとNECパーソナルコンピュータの2社とは違う切り口から世界最軽量に取り組んでいるともいえるだろう。
多くの人が購入できる軽量ノートPC。そこにdynabook Gシリーズのこだわりがある。
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