PCの本質を極めた30周年記念モデル
dynabook Gシリーズについて、覚道社長兼CEOは「これまでのダイナブックを支えてきた技術やノウハウを結集し、30年目のPCとしてあるべき姿を追求した。それが、今回発表した30周年記念モデルになる」と、自信をみせる。
Gという型番には「Genuine(本質・正真正銘)」の意味を持たせ、「PCの本質を極め、本当に求められる使い心地を実現した」とする。
その自信は、dynabook Gシリーズのコンセプトに「The Note PC」を掲げたことからも裏付けられる。
「我々が持つ英知を結集して極め、PCに求められる本質部分において高みを目指し、最高の使い心地で実現した。PCを使いたいとき、安心して、安全に、気兼ねなく、ストレスなく、普段使いができるのが、現在あるべきPCの姿、それが、The Note PCである」とする。
重量は約779g。薄さは約17.9mmを実現し、マグネシウム合金ボディーを採用。各面、辺、角の26方向からの76cm落下テストにも耐える強堅ボディーは、世界でも厳しい品質基準として知られるアメリカ国防総省制定「MIL規格(MIL-STD-810G)」に準拠。厳格な試験を実施することで知られるドイツの第三者認証機関「TÜV Rheinland Japan(テュフ ラインランド ジャパン)」の確認も得ている。
さらに、約19時間のバッテリー駆動を実現。独自の充電制御技術を生かし、わずか30分で約8時間のバッテリー駆動を実現しているという。
「dynabookの軽量、薄型、堅牢設計技術に加えて、シャープの軽量、高精細、省電力液晶技術を融合することで、強さと軽量化、速さと駆動時間、拡張性とセキュリティーを一切の妥協なく、高次元で実現した。その点で、dynabookとシャープの融合製品の第1弾ということもできる」
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