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UPQ製品はCerevoが量産開発以降を担当

UPQがクラウドファンディングでフードスモーカー開発

2019年01月15日 16時30分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

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UPQがクラウドランディングで資金調達を開始したフードスモーカー「REIKUN-Dome」

 UPQは1月15日から、同ブランド初の生活家電としてフードスモーカー「REIKUN-Dome(レイクン・ドーム)」のクラウドファンディングを「GREEN FUNDING」で開始した。UPQは今後、スタートアップ支援を行うCerevoに量産開発以降を委託する。

UPQは体制変更でCerevoに量産開発以降を委託

 発表会にはUPQ代表取締役社長の中澤優子氏が登壇。中澤氏は通信機能非搭載の生活家電であるフードスモーカーの開発に関して「UPQの商品企画を見せたかった。そぎ落としまくったのがUPQらしさ」とコメントした。

UPQ代表取締役社長の中澤優子氏は「機能をそぎ落としまくったのがUPQらしさ」とコメント

 REIKUN-Domeは、香り付けする食材の皿に透明なガラスドームと製品をかぶせて、簡易燻製を楽しめるフードスモーカー。通常下から上に昇る燻煙が、独自の構造デザインにより上から下に落ちてドーム内に充満、仕上がりを待つ時間を目で楽しめる製品となっている。

「REIKUN-Dome」本体

ガラスドームにかぶせて、燻煙を上から下方向に充満させる

 製品はクラウドファンディングのみの限定生産で、量産までのプロセスを活動報告として支援者に随時公開するほか、工場見学やレシピ開発会議なども実施する予定。クラウドファンディングの募集期間は1月15日から3月31日までで、目標金額は1500万円。限定50名の超早割(本体+スモークキューブ1ヵ月ぶん)の応募価格は2万2100円。

 UPQはシャープ主催の第8回モノづくりブートキャンプにUPQブランドの商品企画担当者以外も参加してモノづくりのプロセスや品質/信頼性を学ぶことで、REIKUN-Domeをはじめとした同社製品の完成度向上につなげるとしている。その上でUPQは、商品企画やプロダクト・マネジメント・販売に注力する体制とし、外部メーカーの商品企画やプロダクトマネジメントのコンサルティングを積極的に推進する方針。

 発表会には、今後UPQ製品の量産開発以降を担うCerevo代表取締役の青木和律氏も登壇。青木氏はCerevoの役割に関して「法務、経理、広報などもすべて提供する」と語った。

UPQ製品の量産開発以降を担うCerevo代表取締役の青木和律氏も登壇

  REIKUN-Dome(レイクン・ドーム)
試作機仕様
メーカー UPQ
本体外形寸法 直径約100mm×高さ約70mm
ガラスドーム寸法 内径約154mm×高さ約188mm
本体重量 約300g(乾電池含まず)
ガラスドーム重量 約650g
消費電力 約DC0.3W(単4アルカリ乾電池×2)
電圧 DC3V

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