■スマホ市場の変化も予想される
スマホ市場自体も変化が予想されます。アップルは中国でのiPhone不振から業績見通しを下方修正し、年始早々「アップル・ショック」として報じられました。日本では大手キャリアの端末購入補助が問題視されており、ソニーモバイルのようにハイエンド製品を投入してきたメーカーは戦略の見直しを迫られそうです。
2018年に日本市場でシェアを伸ばしたファーウェイは、米中対立の板挟みになり、年末には連日のように社名が報じられることになりました。中国という国に対する不安感はあるものの、日本法人が打ち出した真摯なメッセージはおおむね好評価を得ており、2019年も販売拡大の見込みが出てきたといえます。
ほかにも、2019年後半には5Gの先行サービスや楽天のキャリア参入など大きな話題が控えています。そうした流れの中でも、「スマホを誰もが持てるようになるか」という視点は欠かさず持っていたいと筆者は考えています。

この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ